オルタナティブ・ブログ > 山田美帆の「色で魅せるカラーマーケティング」 >

色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

キモい!プッチンプリンソーダ味!!

»

皆様こんにちは。
カラーコンサルタントRosaの山田美帆です。


プッチンプリンと言えば、言わずとも知れたグリコ乳業のロングセラー商品。
皆様は今そのプッチンプリンにソーダ味があるのをご存知ですか?
味だけではありません。
なんとカラメルの色がターコイズのような水色で、見た目が明らかに気持ち悪いのです。

本来、青は食欲減退の色。
なぜならば、世の中には青い色をした食品って、ほとんどないですよね。
だから人間の脳は青い色の食べ物を不自然に感じるのです。

これがそのソーダ味のプッチンプリンです。


CIMG7397.jpg

 

とてもおいしそうには見えませんよね。

味は・・・そのままソーダ味のプリンです。
ソーダ味のさっぱり感は感じますが、従来の苦みのあるカラメルと違って、カラメルもプリンも両方甘いので、とても甘く感じます。

ただ、カラメルソースがプリンと接している部分の色が、緑になっていて、青カビを想像してしまうのです。

CIMG7398.jpg

 

 

ところで、そのように「青がダイエットに効く」ということで、その色彩心理を応用した「青色ダイエットめがね」という商品を販売している有限会社FTFという企業があります。
100802_1945~01[1].jpg


もちろんこのめがねをかけることで、食欲を抑える働きがありますが、それに加え、青色には、脳と心の興奮をしずめてリラックスさせる効果もあるのです。
だからこの2つの性質を利用して、ストレスによるドカ食いを防ぐという仕組みです。

ダイエットに関心がある方は、試してみてはいかがでしょう?

 

色彩心理学は全ての人に当てはまるわけじゃありませんが、このプッチンプリンのインパクトはかなりのものです。
気になる方は、手に取ってみてくださいね。

Comment(2)