サン・マイクロシステムズを買収したのはIBMではなくてオラクルでした。米オラクルは、サン・マイクロシステムズをおよそ7300億円(74億ドル)で買収すると発表しました。
この買収でSparc、Solaris、Java、MySQLなどのサン・マイクロシステムズの製品群はどうなるのでしょうか? オラクルは、買収の発表と同時にいくつかの製品について今後どうするかについてFAQとして明らかにしています(Overview and Frequently Asked Questions(pdf))。
まず、サンを買収した理由。
オラクルはこの買収で、オープンでかつ統合された完全なシステムを提供することを目指しています。オラクルはストレージからアプリケーションまですべての部品が統合され緊密に動作するシステムを提供することを計画しており、顧客は自分でそうした作業をする必要がなくなります。
ここでオラクルが言っているように、サンの買収によって、以下のパーツがすべて揃うことになります。
- ストレージ(StorageTek)
- CPU(Sparc)
- サーバ(Sun Fire)
- 仮想化(VirtualBox/Oracle VM)
- OS(Solaris/Linux)
- Java
- ミドルウェア(Oracle Fusion Middleware/GlassFish)
- データベース(Oracle/MySQL)
- アプリケーション(Oracle Applications)
1社でこれらを統合して完全に動作する形で顧客にシステムを提供するのが、同社の狙いとのことです。
続いて、製品計画に関するQ&Aの部分を要約してみましょう。
オラクルはサンのハードウェアビジネスをどうする予定ですか?
オラクルはサンのハードウェアビジネスをさらに成長させるつもりです。企業向けにはサーバやストレージのビジネスへとさらにフォーカスします。この戦略の鍵となるのは、ソフトウェア向けに最適化されたハードウェアを、技術的に統合した形で提供できる唯一の企業にオラクルがなるということです。
総論としてはハードウェアビジネスの継続がされるようですね。ただ、SunRayなどサーバ以外製品がどうなるかはかなり不透明なところです。
オラクルがSolarisを保有することで、Linuxに対するスタンスに変化はありますか?
ありません。オラクルは今後もいままでと同じようにLinuxやそのほかのプラットフォームにコミットしていく予定です。
MySQLはどうなりますか?
MySQLはオラクルの既存のデータベース製品群に加えられます。既存の製品群には、Oracle11g、TimesTen、Bekeley DBなどがあります。
ここでもNetBeansやGlassFish、OpenOfficeなどのサーバ以外のソフトウェアについては触れていませんね。
企業買収のときには、買収される側の企業の社員やその顧客が逃げないように安心させるコメントが出るのはある意味当然のことですので、そういう視点でこのコメントを受け取っておくべきでしょう。
本エントリはBlog on Publickeyからの転載です。
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新野淳一
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