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天才は回数で勝負、という話

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いま、デイヴィッド・ケリー/トム・ケリー著「クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法」を読んでいます。

色々なことが学べる良書ですが、特に「なるほど!」と思った部分があります。

---(以下、引用)---

モーツァルトのような芸術家から、ダーウィンのような科学者まで、天才的な創造力の持ち主は、失敗の数も多い。ただ、失敗したからといって、それを挑戦をやめる口実にしないというだけだ。

……最終的に”天才的ひらめき”が訪れるのは、他の人よりも成功率が高いからではない。単に、挑戦する回数が多いだけなのだ。

……彼(エジソン)が白熱電球を発明できたのは、無数の失敗を繰り返し、学んだからだ。エジソンは、「真の成功の基準とは、24時間に詰め込める実験の数だ」と主張している。

---(以上、引用)---

 

「真の成功の基準とは、時間あたりの実験の数」というエジソンの言葉、重要だと思います。

人生の時間は有限です。実験できる時間は限られています。

Aさん:1週間に1回実験する
Bさん:1日1回実験する
Cさん:1日10回実験する

この3人を比べると、Cさんが成功します。長期的に見れば、圧倒的な差が付くはずです。

 

「失敗を恐れず、たくさんチャレンジしよう」と言うことです。

既に使い古された言葉です。

「それは今更言われなくても、よく知っている」と思う方も多いでしょう。

しかし、この言葉を愚直に実行している人は、意外と少ないのではないでしょうか?そしてその数少ない人は、成功している人もまた多いのです。

 

「やはり、当たり前のことを、日々愚直に行うことが大切なのだ」と、改めて思いました。

 

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