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日本IBM様・システム製品事業部イベントで講演させていただきました

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昨日9/18(水)、日本IBM様・箱崎本社にて、システム製品事業部主催で行われた「仮想アプライアンスセンター会員情報交換会議」で講演させていただきました。

 

「仮想アプライアンス」という言葉は、わかりにくいかもしれませんね。

 

本来「アプライアンス」とは、英語で「家電」という意味です。

ITの世界では、「アプライアンス」とは、特定機能に特化したコンピュータを指します。

私たちの身近では、家庭用ゲーム機などはまさに「アプライアンス」です。ハードとソフトが一体化して色々な機能が入っていますが、スイッチを入れるとまさに家電のようにすぐに使えますよね。

この「アプライアンス」を進化させたものが「仮想アプライアンス」です。

システムを動かすために必要な全てのものを「仮想化」して、一つのソフトにまとめたものです。(IT業界用語で言うと、ISVアプリケーション、前提となるミドルウェア、オペレーティング・システムを最適に設定してパッケージ化したものです)

このようにすると、コンピュータの「仮想化環境」と呼ばれるシステムで簡単に稼働できるようになるのですよね。

 

このように「仮想アプライアンス化」すると何がいいか?

まず、ITシステムの導入・保守は桁違いに迅速かつ楽になります。

さらに、センターに「カタログ」として登録することで、あたかもAppleのスマホアプリのように、全国、将来的には全世界の顧客に、自社アプリを提供可能になります。

 

日本IBM様では、この「仮想アプライアンス」をIT業界各社と推進するために、稼働確認や技術検証を協業して行う仕組みを作りました。

これが今年4月に発表された、「IBM仮想アプライアンス・センター」です。

日本IBM様のプレスリリース (2013/4/15)

記事「日本のITはサイロからの脱出を~日本IBM、仮想アプライアンスセンターを新設」(クラウドWatch 2013/4/16)


この「仮想アプライアンス・センター」の会員企業は、現在かなりの数に上っています。また仮想アプライアンス化されたISVソリューションも続々生まれています。

日本IBM様では、定期的にこの会員企業各社と情報交換会議を行っています。

私は昨日開催されたこの会員情報交換会議で、日本IBM専務執行役員・三瓶様のオープニングの後に、50分間いただいて講演させていただきました。

当日は100人近い方々にご参加いただきました。

私の講演の様子です。

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講演タイトルはいつも講演でお話ししている「改めて、顧客中心主義について考えよう」です。

私はお客様のご要望に併せて毎回講演内容を作り替えていますが、今回は、この「仮想アプライアンス」の役割について、50年前のトランジスタとトランジスタ・ラジオが起こしたイノベーションに喩えてお話しをさせていただきました。

実はこの「仮想アプライアンス」は、この下の写真にあるチャートでご説明しているように、まさにトランジスタのような「破壊的技術」なのですよね。

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しかし一方で、「破壊的技術」であるトランジスタ単体では、世の中は変えられませんでした。

世の中が変わったのは、トランジスタラジオのように、トランジスタという「破壊的技術」を活用した製品が生み出されて新しい顧客を創造し、イノベーションを起こしたからです。

 

ですので今回集まられたISV各社様が、この「仮想アプライアンス」という「破壊的技術」を活用したISVソリューションにより新しい顧客を創造し、イノベーションを起こすことが、大切なのかなと思います。

 

「仮想アプライアンス」が普及し、会員企業各社様とユーザー様が発展し、さらにはIT業界が発展していくことを願っています。

 

このように貴重な講演の機会をいただき、感謝です。

また、30年間お世話になった日本IBM様からこのようにお声がけいただけるのは、本当に有り難いことです。

  

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