イチローが4000安打を打てた理由は、当たり前の積み重ね
表題は言い古されたことではありますが、改めて実感しました。
日本経済新聞のWebサイトに、下記の記事が掲載されています。
臨床スポーツ心理学者で「イチロー思考」などの著書で知られる追手門学院大客員教授の児玉光雄氏へのインタビューで構成されています。
本記事では、イチローが偉業を実現した秘密が何かを探っています。日経本紙で読んだ記憶があるのですが、それよりも詳しく書かれているように思います。
その秘密は、意外なほど当たり前のことです。本記事の言葉をいくつか引用します。
「天才に共通する点は、こうした高いモチベーションを維持する能力」
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行く唯一の道」
「確固たる目標を設定し、それに向かって前進しようという執着心と忍耐力を持っているから」
「日々変化していることを実感として味わうことが、最強のモチベーションの一つになっている」
ここには、何も特別なことは書かれていません。日々コンスタントに高いモチベーションを維持し、高い目標を持って執念深く、当たり前のことを積み重ねる大切さが読み取れます。
この当たり前のことは、恐らく1日なら多くの人ができるではないでしょうか?
しかし1日できるのであれば、それを1週間に伸ばしてみる。
そして1週間できるのであれば、それを1ヶ月、1年と伸ばしてみる。
そうして当たり前のことを10年、20年、30年と積み重ねることで、想像もできない高みに達するのです。
普通に生まれた人は、天才にはなれません。
しかし継続することならば、できるかもしれません。
一方で、人間は言い訳の天才です。
だから高いモチベーションを保ち続ける仕組みも必要なのですね。
私たちも自分の人生に取り入れたいものです。