日本人、本当は時間にルーズ?
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最初にこの記事のタイトルを見た時は、正直に申し上げて少し違和感を感じました。
しかしじっくり読むと、「なるほど」と深く納得しました。
確かに日本人は時間に正確です。
海外から来た外国人に日本の印象を聞くと、まず最初に言われるのは「punctual (時間に正確)」です。
電車はまさに分刻み。この正確さは海外ではあり得ないほど。
遅刻にも厳しいですね。(実は、私も厳しい方ですが)
これは「他人に迷惑をかけてはいけない」という日本人ならではの美徳が出ているのかもしれません。
一方で「サービス残業」という言葉もあるように、時間の効率性については極めて鈍感。「時間をかければいい」と思いがちです。
そしてダラダラ残業が続くのです。
しかし時間は24時間で有限。しかも新興国のコスト優位性は、長時間労働で埋められないほど桁違いです。
だから長時間労働で勝負するのではなく、時間当たりの生産性を徹底的に追求することが必要です。
本を何冊か出版したことで、私はよく雑誌の取材を受けます。
実は取材依頼で多いのは、多くの方々に読んでいただいている「100円のコーラを1000円で売る方法」よりも、2年前に出版した「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」に書いた内容です。
生産性を高めるための仕事術は、実は日本ではニーズが高まっていると実感しています。
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