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中小企業こそ、マーケティング理論を知っておいて損はない理由

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色々な方々にマーケティングのお話をさせていただく機会をいただきます。

そうすると時々こんなお答えをいただくことがあります。

「大企業の場合は、しっかりマーケティング戦略を立てて、それを実行できるかもしれません。でもそれは余裕があるからでしょう。うちは零細企業だし、マーケティングを学ぶ余裕も、戦略を考えている余裕もありません」

確かに限られた人員で日々仕事をこなしている中小零細企業は、マーケティングを学んで戦略を立てる余裕はなかなかないかもしれません。

しかし一方で、経営資源が限られているからこそ効率性も求められますし、失敗も最小限に抑えることが必要だと思うのですよね。

ですので大企業に限らず、中小企業こそマーケティング理論を知っておいて損はないと思います。

 

ただ、要は現場で実際に役立つ理論のエッセンスだけを知っていればよい訳で、必ずしもマーケティング学者が書いた大著を読む必要はありません。

極端な話、役立つ部分さえ理解していれば、理論の名前を覚えている必要はないのです。

私が「100円のコーラを1000円で売る」シリーズで色々なマーケティングの本のエッセンスを2時間程度で読める物語形式で書いたのも、そんなニーズにお応えできればと考えたのがきっかけです。

 

 

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