早朝の田園都市線で、人身事故を起こした電車に乗車。現場で対応する駅員さんの大変さを間近で実感
昨日の朝、いつもの通り、田園都市線鷺沼駅6:13AM発の電車に乗りました。
「いつも通り会社に7時過ぎについて、コーヒーを飲んで集中して昼の会議の資料を作って....」と段取りを考えていたら、隣の宮前平駅のホームに入った瞬間、大音響と共に電車が急停車。
6:14AM、電車はホームの途中でそのまま動かなくなりました。
「人身事故が発生しました。お客様救護のため、停車します」との車内アナウンス。駅に着いたのですがドアも開きません。
6:25AM、「お客様救護で感電防止措置が必要なため、一時的に電車の電気を全て落とします」との車内アナウンス。1分後に車内は真っ暗になりました。
6:30AM、5分後に電気が入り、明るさが戻りました。
私は電車に乗ったまま新聞を読んでいましたが、駅のホームで駅員さん達がお互いに大声を上げていて、緊迫した様子が伝わって来ます。
6:39AM、救急車か消防車のサイレンの音がしました。
同じタイミングで「具合の悪い乗客は申し出て下さい」との車内アナウンス。
6:45AM、事故発生30分後、相変わらずドアは閉まったままですが、「最後尾の10号車から車掌が最前の1号車に向うので、降車したい乗客は付いてくるように」との車内アナウンス。数分後、車掌が前を通ると、乗客が数十人続きました。
6:56AM、向かい側のホームに、大きな青いビニールシートに包んだものを駅員や職員が約10名で持ち抱えて移動。恐らく人身事故の当事者の方と思われます。
「この電車は回送電車になります」との車内アナウンスがありましたので、電車降りて自宅に電話。歩いて25分で自宅に戻れるのですが、とりあえず待機することにしました。
7:04AM、用を足しておこうと思い、駅のトイレに行くと結構混雑していました。5分ほど並びました。駅の改札の外には、改札を入れない乗客が大勢いました。
トイレを出ると、電話で他の人と話している人が、「7:40に動くそうだ」との話し声。
駅の外を見ると、消防自動車が止まっています。写真のように、車体の横に「救助工作車」と書いていました。
7:10AM、ホームに戻ると、なぜか皆さん、電車に乗っています。電車が出入りした様子はないので、回送でなくなったようです。とりあえず空いている席を探して座ります。
7:12AM、「警察の現場検証は終わりましたが、まだお客様を救護中で再開まで時間がかかります」との車内アナウンス。人身事故の処理は大変なのですね。
7:16AM、とりあえず隣の宮崎台駅まで行くとのことで、人身事故発生から1時間ぶりに発車。私は座れたのでパソコンで仕事を開始しました。
宮崎台駅でしばらく停車。
7:39AM、宮崎台駅を発車。この時点では電車はあまり混んでいませんでした。
7:42AM、溝の口駅で、車内は混み始めます。
7:50AM、二子玉川駅で車内の混雑がひどくなり、パソコンで仕事をすると立っている方々に迷惑がかかるので、パソコンを閉じました。
8:15AM、渋谷駅到着。大変な混雑で立っている方々は苦しそうです。
8:20AM、表参道駅に到着。千代田線や銀座線に乗り換える人が多いためでしょうか、だいぶ空いてきました。
8:40AM、勤務先がある水天宮駅に到着。普段よりも1時間40分遅い到着です。ホームはとても混んでおり、エスカレータに乗るまで5分、改札を出るまでさらに5分かかりました。オフィスに到着したのは9時ちょっと前でした。
私はまだ座れたので楽でしたが、ラッシュアワーで電車の遅れに遭遇した方々は、大変だったかと思います。
私は人身事故を起こした電車に乗ったのは初めてでしたが、人身事故が起こった場合の駅員さんや鉄道会社の人達は、本当に大変ですね。
遅れに伴うトラブル対応も大変ですが、人身事故の処理も駅員さんご自身がなさっているようですし、事故を起こした電車を運転なさっていた方の精神面ケアも大きな問題なのではないでしょうか?実際に事故が起こった宮前平駅で、緊迫した表情で仕事をなさっていた現場の駅員さん達を見て、強く思いました。
人身事故があった時は、もう少し駅員さん達にねぎらいの気持ちを持とう、とも思いました。
本当にお疲れ様でした。
また人身事故に遭われた方は、自ら選んだ結果なのか、あるいは本当に事故なのか、と思いを巡らせました。
本人にその気がなくても、イヤホンで音楽を聴いていて不注意でホームに落ちたり、(早朝だと考えにくいことですが)酔っ払って転落することもあるそうです。その時に電車が通りかかった時の結末は悲惨です。
駅のホームにいる時は、注意するようにしたいですね。