顧客に言われれば何でも引き受ける→過当競争に→消耗戦→低収益、から抜け出すには
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今週・来週とお休みをいただいて、次回の本を書いています。
次回の本は再びマーケティングがテーマ、「顧客志向とは何か?」を掘り下げた本になります。
「お客さんが言うことを徹底的に聞き、全て引き受ける」という考え方、多いと思います。
もちろん、お客さんの言うことを真剣に聞くということは大切な姿勢です。しかし、お客さんの全ての要望に徹底的に答えることは、必ずしもよい結果を生まないこともあります。
昨日2011/8/12の日本経済新聞の特集「復興の道筋を聞く」で、コマツの坂根正弘会長のインタビュー記事が掲載されています。坂根会長はここでもまさに同じことを話しておられます。
---(以下、引用)----
縮む国内市場にプレーヤーがいっぱいいて消耗戦をやっている。世界の製造業に欠かせない部品・素材企業が国内に多いことが震災で分かった。ただ過当競争だから、顧客に言われれば何でも引き受ける。私が社長なら断らせる。こうした体質がいろんな業界で低収益を生んでいる。
---(以上、引用)----
本当は根っこの部分を抑えているので、強いはずです。それなのに消耗戦を繰り返している。
では、どうするのか?
既に当ブログやこれまでの本で色々と書いてきたことですが、今回の本では、そのあたりを深く掘り下げていく予定です。
できれば紅葉の時期には、書店に並ぶようにしたいですね。
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