フィレンツェの街並みと、日本人の公衆道徳
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2年ほど前に、イタリアを旅行したことがあります。フィレンツェに滞在しました。
フィレンツェは、街全体がユネスコの世界遺産に登録されています。歴史的な街並みが広範囲にある美しい都市です。
昼間は気づかないのですが、夜から明け方にかけて街の撮影のために出かけると、市の職員と思われる方が丁寧にゴミを片づけて清掃しています。このような努力で美しい街並みが保たれているのですね。
私は街の中心部から歩いて10分ほどの場所にあるアパートに滞在し、近所をよく散歩していました。人通りの多いところは、街の中心地同様、きれいです。
ただ、一度だけ人通りが少ない通りに入ったとき、ちょっと驚いたことがありました。
ちゃんとした道なのですが、そこら中に犬の糞があって、汚臭がします。かなり気をつけて歩かないと、踏んでしまいます。
もし夜中に市の職員の方々の清掃がなければ、フィレンツェの美しい街並みも、このようになってしまうのかもしれませんね。
日本の場合、人通りが少ない場所がこのように汚い状態になっているのは、考えられません。日本の公衆道徳の高さも、同時に再認識した次第です。
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