在宅勤務で、仕事の生産性が大きく向上する
自宅で仕事ができる環境があると、仕事の生産性は大きく向上します。
私の場合、その日のうちに完了させなければいけない仕事がまだ残っている状態で退社時間を迎えた場合、その仕事がオフィスで行う必要があるか、持ち帰りが可能かを判断します。
直接相手と話す必要があるものが前者の仕事です。例えば細かい仕事の段取りや、込み入った話です。このような内容は、メールで伝えると一方的になりがちです。直接話した方がミスコミュニケーションもなく、確実ですし、効率もはるかによいのです。
それ以外のほとんどの仕事は、パソコンとネット接続できる環境があれば、持ち帰ることができます。
帰りの電車で座ることができれば、パソコンを広げて作業を進めることもできます。私の場合、電車に乗っているのは40-50分程度。多くの場合、この時間で作業を終えて、自宅に着いたらメールで相手に送付することで仕事が完了します。
それでも完了しない場合、自宅で作業を続けます。帰宅の移動がいい気分転換になって、オフィスで仕事をするよりも、自宅で作業した方が速かったりします。夜に打合せがセットされる場合もありますが、可能であれば電話会議をセットしてもらって、電話で参加することもあります。
このようにして夜10時から11時までに自宅で仕事を完了できれば、.....翌朝も早起きして出社できます。前日夜遅くまで会社に残って仕事を終えて翌朝遅く出社するよりも、前日自宅で仕事を終えて睡眠を十分にとって翌朝早く出社できる方が、仕事の生産性が高いことは言うまでもありません。
日本国内でも在宅勤務を導入する企業が増えています。総務省が2010年に発行した「平成21年通信利用動向調査」によると、企業のテレワーク(在宅勤務)導入率は、2007年の10.8%から、2009年には19.0%に倍増しています。
2011/3/11の大震災後は、業務継続性の観点でもオフィス以外での柔軟な業務形態実現を目指して、在宅勤務導入を検討開始する企業も増えています。
在宅勤務の導入が難しい業種や業態もあるかもしれませんが、導入可能な業種や職種が多いのも事実です。
もしあなたの勤務先が幸いにして在宅勤務制度を持っている場合は、その仕組みを活用することで朝シフトの効果が大きく上がります。
また、在宅勤務は全社一斉に導入することはなく、まずは小規模に試行導入を行いながら、段階的に展開していくことが多いようです。もしあなたの勤務先で在宅勤務の検討が開始された場合、そのパイロットユーザーとして真っ先に手を挙げると、そのメリットを享受できると思います。
在宅勤務、もし利用できる環境にあれば、使わないのはもったいないことです。是非、活用したいですね。