「がんばれ!被災地フェア」の提案。 私たち消費者の力で、風評被害拡大の阻止を!
原発事故に伴い、被災地産の野菜に対して、風評被害が拡がりつつあります。
例えば、こんな記事があります。
規制値を超える放射性物質が検出され、出荷停止指示を受けたホウレンソウは、福島県産のうちの一部です。
市場に出ているホウレンソウは出荷停止指示は受けておらず、放射能も問題がないにも関わらず、風評被害が拡大し、市場で全く取扱いがない状況です。
ホウレンソウ以外にも拡がっているようです。
ただでさえ被災地の人達は生活が大変。
それに加えて、風評被害で商品が売れない、というダブルパンチ。
これはたまったものではありません。
現時点では、市場で商品購入をためらっているのは、小売業者の方々です。
そして、小売業者の方々の行動を決定しているのは、私たち消費者の声。
実際に私の同僚が、ある大手スーパーに問い合せたところ、「色々な事情があって、要望には応えられない。しかし、今後多くの皆様からの要望があれば、対応は可能」との返事がありました。
現代は、私たち消費者の声は、ホームページから簡単に届けることができます。
例えば、大手小売りのホームページ窓口のリンクは、下記です。
■イオン
■西友
■ダイエー
そこで私は、いつも食品を買っている店のホームページ窓口から、下記文章で意見をお送りしました。
「お世話になっております。いつもxxxxx店で食品を購入してるものです。
新聞等によると、卸売市場にて、福島/茨城/栃木/群馬産品の野菜の風評被害が広がっており、小売業者様からの買い手がつかないようです。確かに、既に政府の指示で出荷停止になったものもあります。しかし現在市場に出ているものについては、実際に健康被害が出るとは思えません。
これらの県は被災地でもあり、買い控えは、災害に苦しむ人達の貴重な生活の糧を奪う行為とも言えます。
ここはぜひ、「がんばれ!被災地フェア」を企画いただき、風評被害で苦しむ方々を救うキャンペーンを企画いただいてはいかがでしょうか?
このようなキャンペーンを実施いただいた際には、私も是非購入させていただきたく思っております。
ご検討いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。」
ご賛同いただける方は、いつも食品を買っている店のホームページ窓口から、同様に「がんばれ!被災地フェア」を企画いただくように、意見を出してみてはいかがでしょうか?
企業の行動を変えるのは、私たち消費者一人一人の声です。
消費者は、企業に対して、「モノを購買する」という形で、直接の影響力を行使し、企業の行動を左右することができます。
例えてみれば、企業に対する購買行為が、政治家に対する選挙による投票行為でもあります。
いま、その消費者の力が試されていると思います。
幸い、数日前にこちらに書きましたように、私たち消費者は、現在、ソーシャルメディアという強力な手段を持っています。
日本の消費者の力で、風評被害をとどめることができれば、これは素晴らしいことだと思います。
なお、中には「そうは言っても、私はやはり心配」と思われる方もおられると思います。
参加するかどうかは、あくまで各自のご判断でお願いします。