スターバックスが650円のコーヒーを販売開始。その意味は?
スターバックスが、一部の店舗で、一杯650円の高級コーヒーの販売を始めたそうです。
今回は、豆がなくなり次第終了とか。
ここ10年、スタバやタリーズ、エクセルシオールのように、300円位でコーヒーを飲めてくつろげるカフェが世界中に拡がりました。
私も、雰囲気がよいので、よく入っています。
本やブログを書くためにカフェに行くこともよくあります。
実際、「朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力」は、タイトル通り、かなりの部分をカフェでストーリーを考え、実際に書いて、校正しました。
カフェは結構集中できるので、私は大好きです。
値段が300円程度なのも助かります。
一方で、コーヒー一杯700円というカフェもあります。
先日、前から行ってみたいと考えていたカフェが銀座にあったので、入ってみました。
店の調度品全体が骨董品風。
たとえば座る椅子は100年前に教会用に作られたもので、背もたれの後側に聖書を入れられるようなポケットが付いています。
コーヒーがまた旨いこと。後味が爽やかです。
店主曰く、「納得のいく品質のコーヒーを出すためには、この金額が必要」だそうです。
こだわりの店ですね。
お客さんも沢山入っていました。
時には満員で入店できないこともあるとか。人気の店です。
そう言えば、スタバやタリーズ登場前、バブル前後の時期は、カフェラミルのように、700円から1000円でコーヒーを出すチェーン店が、都内に結構あったように思います。
料金は高いので普段は入れませんでしたが、落ち着くので、時々入っていました。
これだけ300円台のカフェが世の中に拡がった現在、高付加価値・高価格路線のカフェは、300円台のカフェとうまく棲み分けができ、新しいマーケットセグメントとして成立するようにも思います。
今回のスターバックスの試みが好評であれば、新しい市場が生まれる可能性もあります。
普段行くことは難しいかもしれませんが、消費者の私たちにとって選択肢が増えるのはいいことですね。