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iPhone 4発表プレゼンで、聴衆にパソコンを閉じさせて、足下に置かせたスティーブ・ジョブス

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昨日、iPhone 4発売でしたね。

このお店こちらのお店では、大盛り上がりだったようです。

無事入手できた方、残念ながらまだ入手できない方、色々とおられると思います。

こちらに書きましたように、私も是非近々入手できればと願っております。

 

ところで、アップル社のサイトに、スティーブ・ジョブスがiPhone 4を発表した際のビデオが公開されています。

Apple WWDC 2010 Keynote Address

いつもながらのスティーブ・ジョブスのプレゼンは、素晴らしいの一言。

1時間半のプレゼンがあっという間でした。

 

今回、新しい発見がありました。

 

iPhone 3GSとiPhone 4のディスプレイの違いをデモする際のこと。

スティーブ・ジョブスは、両方の画面を正面の大型ディスプレイに写し、新聞社のサイトに繋げようとしました。

しかし、3GSがすぐに繋がるのに、4はなかなか繋がりません。

この時のスティーブ・ジョブスは、臨機応変にiPhone上にある写真を比較することで乗り切りました。

 

その後、開発エンジニアが自分で開発したiMove for iPhoneのデモを行った後、

「このiMove for iPhoneは4.99ドルで使えるんだ。....もし僕達が承認したら、だけどね」

という軽妙なジョークとともに、再びスティーブ・ジョブスが登場。

ここでスティーブ・ジョブスは語り始めます。

「なぜ先のデモがクラッシュしたか調べたんだ。

実は、この部屋には実に570台ものデバイスが無線LANに繋がっていることが分かった。

でも、これだけの台数は処理できない。

そこで、選択肢を二つあげよう。

この後も、素晴らしいデモが沢山ある。

これを行うために、皆さんが使っている機器のスイッチを切ること。

あるいはデモを中止するか?

どちらか一つだ。

みんな、デモは見たいかい?

だったら、ラップトップを閉じて、無線LAN接続のデバイスはスイッチを切って、足下に置いて欲しい」


 

動画では、多くの聴衆が、パソコンを閉じたり、足下に置いている様子が映し出されました。

でも、全員ではありません。

その様子を、ステージ上から眺めていたスティーブ・ジョブス。

「もう少し時間をあげよう」

結局、かなり大勢の参加者が指示に従ったでしょうか?

 

その後、ネットに接続するデモでは、サイトが一瞬にして表示。

会場は拍手喝采でした。

 

同じような状況で、日本人は、スティーブ・ジョブスのような対応をするかどうか、考えてしまいました。

恐らく、参加者に高圧的なな対応は取らず、走り回って自分達で回線を調達したり、あるいはデモシナリオを変更したりして、対応しようとするのではないでしょうか?

しかし、このような準備するための時間がほとんどない状況では、リスクを最小限にするためには、ジョブスの対応の方が確かに合理的です。

だって、みなデモを見て、感動したいのですから。

ジョブスのカリスマ性を再認識した次第です。

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