ミスター日本IBMの57年間
私が1984年に日本IBMに入社してから26年で、4人が社長をつとめられました。
最初は椎名武雄さんで、1975年から1992年までの17年間つとめられました。
二人目は北城格太郎さんで、1992年から1999までの7年間。
三人目は大歳卓麻さんで、1999年から2008年まで10年間。
四人目は橋本孝之さんで、2009年から現在まで。
私が20代の時は、ずっと椎名さんが社長でした。
まさに雲の上の人でしたが、2回だけお会いしたことがあります。
最初は入社2年目に本社に行った時。エレベータに乗ったら、一人で乗っておられました。
「こんにちは」
とお声をかけたところ、ご挨拶を返していただけました。
二回目は、入社7年目であるプロジェクトで伝言した時。「ああ、そう。分かった」というような返事をいただきました。
雲の上の人ではありましたが、2年ほど前に椎名さんが社外で講演している様子をウェブの動画で拝見したことがあります。
26年前の入社式でお話されていた椎名さんと全く変わらず、現役そのもの。元気でしたね。
その日はとても嬉しかった記憶があります。
椎名さんがおっしゃっていた
"Sell IBM in Japan, Sell Japan in IBM"
という言葉は、グローバルな世界になった現代こそ、ますます大切になっているように思います。
その椎名さん、長く日本IBMの相談役を勤められましたが、ついに日本IBMを退任されることになりました。→ニュース
現在80歳の椎名さんの日本IBMの入社は1953年だったそうです。
実に57年間も日本IBMに在籍なさったことになります。
まさに、「ミスター日本IBM」ですね。
57年間、本当にお疲れ様でした。
まだまだ現役の椎名さん、ますますご活躍を。