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11/26「ビジネスパーソンのための出版戦略」の結果報告

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11月26日に行ったセミナーの結果ご報告です。

30名の方々にご参加いただきました。

セミナーご担当の方によれば、「このテーマで満席は難しいのではないか?」ということでしたが、開催2週間前には満席になりました。

「本を出したい」というビジネスパーソンのニーズ、確かに高いようです。

 

講演は1時間半、続く質疑応答は30分の合計2時間。講演は下記内容でした。

■1.出版のための基本戦略は3段階

 パーソナルメディアでの情報発信:力を蓄える
→自費出版:蓄えた力を実証する
→商業出版:自分マーケティングの実践

■2.パーソナルメディアでの情報発信

・「メッセージ力」は具体的なメディアを通じてメッセージを発信し続ける修練以外には、鍛える方法がない

・私が学んだこと

  • 一人称、実名で書く。 (退路を断つ)
  • テーマを定める
  • 『自分ならでは読者への価値』を常に考える
  • 書いたことは、自分で責任を持つ
  • 他人に敬意を払い、誤りは率直に認める
  • 自分の立ち位置を忘れない(業務を最優先)
  • メジャーなメディアで書く

■3.自費出版:蓄えた力を実証する

・自費出版を決意した3つのきっかけ

  • ブログを書いていた
  • アマゾンe託販売を知った
  • 本の印刷・製本は、意外と安価にできると知った

・自費出版のために必要な作業

  • アマゾンe託販売の活用
  • ISBNコードの取得
  • マスタースケジュールを立てる
  • 勤務先の承認を得る
  • 転載許可を得る
  • 校正にじっくり時間をかける
  • プロモーションプランを立てて、実施する

■4.商業出版:自分マーケティングの実践

・自費出版の限界:プロ編集者の眼の不在→プロは超えられない

・本当に世の中に自分の価値を問うためには、プロの力が必須:自分マーケティングの実践

・自費出版のきっかけ

  • 編集者とのご縁
  • メール・コミュニケーションの継続
  • 大切なのは、編集者との個人同士の「ご縁」

・企画に時間をかけるのがカギ

・ポジショニングマップで差別化を考える

・執筆した後、仮説検証を徹底する

・プロモーションプランを立てて、実施する

・私が学んだこと

  • 「マーケティングの実践」が求められる
  • 編集者との相性が大切

■5.出版の意義

■6.今晩、帰ってから始められること

 

質疑応答の時間では、とても具体的なご質問や示唆を数多く頂きました。ありがとうございました。

 

アンケートには20名の方が回答下さいました。

5段階評価で半数以上の方が「とてもよかった」と評価いただきました。NSI (Net Satisfaction Index)で88ですので、評価は高かったようです。

「本日の講演内容が、本で出版されたら...」という質問に対しては、75%の方々が「購入する」「購入を検討する」と回答下さいました。

一方で「買わない」「多分買わない」と回答された方は、「講演で十分に分った」「ネットで調べれば分る内容だった」とのコメントでした。暗黙知の部分を掘り下げる必要がありそうです。

また、とても丁寧なコメントを数多くいただきましたが、サマリーすると、

・「日本IBMに勤務しているから、できたのでは?」という感想を多く頂きました。また、本を出す前段階として、ブログを実名で書くことに不安を感じる人も多くおられました。

確かに私が日本IBMに勤務していたからできたという部分は多いのですが、オルタナブロガーを見ると、必ずしもそうではなく、典型的日本企業にご勤務されながら本を出されている方もおられます。この辺りをご紹介できればいいかもしれません。

・具体的なノウハウへの興味がとても高いことが分りました。この部分は深掘りしてご紹介したいと思います。

予め仮説を立てて、講演に臨み、いただいたフィードバックで検証すると、得るものがとても多いことを改めて実感いたしました。

木曜日の夜というお忙しい時期にご参加下さった皆様には、厚く感謝申上げます。

 

また、今回の講演のきっかけとなった「朝カフェで鍛える実戦的マーケティング力」にも、出席された多くの方々からご感想をいただきました。ありがとうございました。

 




 

http://twitter.com/takahisanagai

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