インターネットで生まれた合唱団
先日、こちらでもご紹介したように、この土曜日(2007/9/1)、浜離宮朝日ホールで私が参加している合唱団「コール・リバティスト」の演奏会を行います。
思えば2年前にこの合唱団を立ち上げた時は7名、そのうち半数以上が合唱未経験者。
それが、今回の演奏会の参加は総勢で40名になりました。感慨深いものがあります。
紆余曲折がありましたが、2年間で日本フォーレ協会様や財団法人・ローランド芸術文化振興財団様から協賛・後援いただけるまでに成長しました。
この40名、ほぼ全員がインターネットで集まった人達です。(ちなみに当合唱団のサイトはgeocitiesの無料サイトで作っていますし、コンテンツは手作りなので全くお金はかかっていません)
興味深いことに、本人達はインターネットで集まったという意識はあまりないようです。
典型的なパターンが、「合唱をやりたい」と考えて、
⇒「いい感じの合唱団、ないかな?」
⇒「まずは調べてみよう!」
⇒「とりあえずはインターネットで検索だ」
⇒「ううむ、この合唱団はちょっと好みと違うなぁ」
⇒「こっちは練習日が合わないし」
⇒「あ、この合唱団、全部条件OKじゃん。いい感じ」
⇒「見学申し込もうっと」
という感じで気軽に見学申込みをいただいて、体験レッスンで団員と一緒に練習して、団の雰囲気もいいし気に入ったので、そのまま入団、というような感じです。
一旦入団すると、毎週一緒に練習して、しかもその後は一緒に飲みに行ったりしているので、かなり密度の濃いお付き合いになります。
ちなみに、活動の様子の写真はこちら。
インターネットで集まったことは事実なのですが、あまり意識していないということは、それだけネットが生活の中に染み込んでいる、ということなのでしょうね。
ということで、私も含めて団員は昔からの知り合いという感じで付き合っていますが、考えてみると、2年前にはお互い全く知らない人達同士だったのですよね。
さらに、今回の演奏会ではこのブログでご招待したお客様も5名いらっしゃいます。
ネットを介して、このようなご縁をいただけるというのは、素晴らしいことですね。
恐らく数年前までになかった、新しいタイプの合唱団の姿なのではないでしょうか? 「合唱団2.0」という言葉があるとしたら、こんな合唱団かもしれません。
本番では、今まで積み重ねてきた練習の成果をそのまま出せば、必ず成功する筈です。平常心で臨みたいですね。