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シャトルで使われている6年前のプロ用デジタル一眼レフ

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technobahnの記事「スペースシャトルで見つかった耐熱パネルの剥離箇所」で、スペースデプリにより耐熱パネルが損傷したスペースシャトル「エンデバー」の損傷箇所をどのように特定したかが解説されています。

2003年2月の「コロンビア」の事故で教訓を得て、NASAは、シャトルが軌道に投入されると高解像度のプロ用デジタル一眼レフカメラであらゆる方向からシャトルを撮影し、耐熱パネルに損傷が生じていないが調べているそうです。

記事によると、

「元画像はプロ用の一眼レフ・デジタル・カメラを用いて撮影したものなので、3032x 2008ピクセルの大きさがある。」

とのことです。

この損傷箇所を撮影したカメラがどの機種か興味があったので調べたところ、Nikon F5をベースにコダックが開発したKodak DCS760のようですね。

こちらにDCS760がスペースシャトル搭載カメラに正式採用されたという記事がありますし、コダックのサイトを見ると、DCS760は解像度は3032 x 2008とのことなので、間違いなさそうです。

2001年というと、もう6年も前になります。

NASA正式採用のカメラというと、ミノルタ・ハイマチック、ハッセルブラッド、そして何といってもNikonの一連のNASA特別仕様カメラが思い起こされますが、このように正式採用されるとある程度の長期間(恐らく10年単位で)使用されるようです。

考えてみると、私も2002年に発売されたデジタル一眼レフカメラで作品を撮り続けていますので、日進月歩のデジカメと言えども、それなりに長期間使えるものなのですね。

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