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時間を作る力

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昨晩、2002年に修了した多摩大学大学院の同窓会役員打合せがありました。今年から同窓会役員の末席に加わらせていただいています。

多摩大学大学院は平成になって出来た社会人向けの大学院ですので、同窓会役員の皆さんはここ10年間以内に会社に通いながら修了した方々です。

会社の経営者だったり、勤務先で要職を占めていたり、と、まさに働き盛りの忙しい方々ばかりなのですが、時間通り19:00に集まって議論を始め、予定の21:00には終了、その後二次会で飲み屋で盛り上がりました。

この同窓会役員打合せに集まった人達は、仮に「忙しさ」の尺度で世の中全体でランキングすると、かなりの上位にランキングされる方々ばかりだと思います。日本に新たに進出する大手外資系企業のトップ経営陣に最近プロモーションが決まった方もいます。

世の中では、忙しさを理由に、やるべきことに手を付けられなかったり、約束の時間に遅れたりする方が多いように感じますが、何故このような忙しい人達がウィークディの夜に全員が集まれるのでしょうか?

心から「これをやりたい!!」と思うモチベーションを持っているかどうかは、大きなポイントでしょう。

でも、それだけでは忙しい中で時間を捻出することはできません。

私は、忙しい中で主体的に仕事を行いながら、「時間を作る力」があるかどうかが、分かれ目ではないかと思います。

経営者か、中間管理者か、スタッフか、という立場の違いは、恐らく大きな違いではないように思います。

例えば、普段よりも多めの仕事があるにも関わらず、「今日は絶対17:00に会社を出なければならない」という状況で仕事をする場合、恐らく皆さんも普段よりもしっかり段取りを考えて、効率よく進めようとするのではないでしょうか?

毎日このような意識を持って仕事を行っていくと、積み重ねると大きな差となるように思います。

「主体的に時間を作る力」があるかないかで、人生の充実度も変わってくるのではないか、と思った一日でした。

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