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「超精密巨大迫真模型 空母赤城」

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日曜日の本日、日経新聞を開いて真っ先に目に飛び込んできたのは、「超精密巨大迫真模型 空母赤城」というタイトルが付いた一面広告。

実物の1/144スケールで全長2m。飛行甲板の木板も幅2mmの木板を600枚張り詰めたもの。付属している艦載機20機も既存の1/144プラモデルと比較できない程の完成度、乗員も200名再現されているそうです。かなり本格的なものです。

広告によると、通常この手のミュージアムモデルクラスの模型を特注すると数百万円するものが、組立済・彩色済の量産品として、今回完成分20隻を148万円で提供するとのこと。

広告では「ご購入されたお客様の声」で下記の声が掲載されています。

「海軍時代の仲間の顔が瞼に浮かびました。昭和17年、同期たちは赤城とともに出撃し、二度と帰港せず...。ですが、とうとう帰ってきてくれました。今、『赤城』の前で、60年ぶりの再開にグラスを交わしています」(83歳男性)

「今では孫の方が夢中で、赤城の側から離れようとしません。」(75歳男性)

対象はかなりシニアな世代のようです。

空母赤城という選択がかなりツボですね。

かく言う私は、子供の頃にプラモデルが大好きだったのでついこの手の広告に目がいってしまいますが、最近ゴージャスな模型やプラモデルの発売が多いように思います。

例えば1/250スケールの戦艦大和。全長1m、9660円で標準的な制作時間は120時間とのこと。

また、宇宙戦艦ヤマトの1/350スケールのプラモデルも来年1月発売とのこと。価格47,250円。コスモゼロやブラックタイガー等の艦載機も7機付いています。

このようなゴージャス模型、対象は子供ではなく30代・40代やそれよりも上のシニア世代のようです。

ただ、30代・40代といったプラモデルを作った経験のある世代向けにはプラモデルを、シニア世代のような自分自身で模型を作る経験をしていない世代には完成模型を、それぞれ提供するというスタンスの違いはあるようです。

考えてみたら、日曜日とは言え、日本経済新聞のようなお堅い新聞に模型の広告が掲載されるというのは、昔だったら考えられなかったのではないでしょうか?

大人の模型の世界、これから流行りそうな予感がします。

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