学生の皆様への最新技術メッセージ
オープンスタンダード技術やオープンソースがIT業界の主流になり、イノベーションの基盤となっています。これを発展させるためには、その裾野を様々な分野に拡げることが必要になります。
その中でも、大学は非常に重要な位置づけです。
実際、大学の中でこのような技術に接しておられる方も多いと思います。ITベンダー各社も、学生の方々がこれらの技術や動向の理解をより深めるための活動を行っています。
私が勤務するIBMでも、全世界で「IBMアカデミック・イニシアティブ」というプログラムを推進しています。目的は以下の通りです。
- オープンスタンダード技術やオープンソースの知識を提供する
- 実際のITの現場に必要な知識を提供する
- 大学のオープンスタンダード技術に関する教育の要望に応える
- 結果として、この分野でのIBMの認知を高める
登録費、使用料など一切無料で、授業にすぐ使用できるプログラムコード、ソフトウェア、テキスト教材等をWebからダウンロードできます。尚、コンテンツは授業、学習的研究のみに使用することが条件です。実際に、これらの題材を使った講座を開設いただいている大学もいくつかあるようです。
このプログラムの一環として、7月15日に"IBM Student Live 2006"がラフォーレミュージアム六本木で行われます。対象は全国の学生・教員で、定員750名です。
内容は、株式会社オールアバウトCEO江幡さんの特別講演"Web 2.0に欠けているもの"、未来の技術やトレンドの紹介としてIBMが社外に内容を公開していないGTO (Global Technology Outlook)の紹介、ソニー・グループ/東芝/IBMで共同開発した高性能プロセッサーCell Broadband Engineの紹介、オープンソースの世界動向の紹介、等です。
ちなみに、昨年"IBM Student Live 2005"として開催した際には、グーグルの村上社長の講演や、NHKのプロジェクトXで取り上げられた地雷探知機の紹介等があり、盛況でした。
参加は無料ですので、学校関係者でご興味がある方は是非どうぞ。詳しくはこちらです。