年間500時間の通勤時間をどう使う?
生活白書によるとビジネスマンの平均通勤時間は片道1時間強だそうです。往復で2時間余り、1年間220日通勤するとして、1年のうち約500時間(=丸々21日間)は通勤していることになります。
この通勤時間、皆様は何をなさっていますか?
私の場合、電車の中では、本を読んだり、座れる時はパソコンで仕事をしたりブログを書いたりしています。
電車の中では、仮に混んでいたとしてもそれなりに集中できるのですが、歩いている時間も何かに使えそうですよね。
新入社員の頃は、英語力向上が最優先課題だったので、当時ソニーが販売していたFEN専用ラジオを聴いていました。このラジオは「FEN以外は入らない」という潔さが売り物のラジオですが、英語のリスニング力を向上させるのにはかなり役立ちました。
最近は、昨年購入したiPODのお世話になっています。
当初は音楽を聴くことが多かったのですが、最近はNetVoice提供のブックキャスティングを聴いています。
これは、世の中の本を10分間の音声に要約して配信してくれる、という優れモノのサービスです。iPOD以外のMP3プレイヤーやPCでも利用できます。
10分という限られた時間の中で、平均300ページのビジネス書の内容をよくまとめています。ちなみに無料です。
時々「ちょっとこれはまとめ方にもう一工夫必要なんじゃないかな?」と思うような紹介もありますが、そのような場合も、後でしっかり更新版等がアップされていて、再度聴いてみるとよくまとまっていることが多いようです。
例えば、W.チャン.キム著「ブルーオーシャン戦略」は、3週間程前の配信ではニューヨーク警察の事例中心で紹介されていたために、本書のキモである戦略キャンパスや価値曲線の紹介が不十分でした。最近の更新版ではポイントとなる事例が複数紹介され、10分間で本書のエッセンスが分かり易く得られる内容になっています。
このサービス自身が「β版」となっているので、この辺りは試行錯誤中なのかもしれませんが、十分実用的です。
ちょうど、家から駅まで歩いて10分なので、最近は通勤の友となっています。