プログラミングでメシが食えるか!?

ゴルフ練習場のターゲットはゴルファー?

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「ゴルフ練習場は何をしに行く場所か?」と聞かれてほとんどの人は「ゴルフを練習しに行く場所」と答えると思います。

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ゴルフというスポーツは先日少し書いたように、ゴルフ場でラウンドするまでの敷居がとても高いスポーツです。基本的には、それなりに練習してからでないとラウンドできないため、練習場が必要なわけです。なかなか他のスポーツでこういうスポーツは少ないですよね。例えば野球でもバッティングセンターがありますが、バッティングセンターで練習してからでなくても野球に参加することは問題なくできますし、そもそも練習専用の場所がないスポーツがほとんどでしょう。もちろん、ゴルフも本来はラウンドしながら練習すれば良かったはずなのですが、とくに日本ではラウンドの時間管理がきびしく、スムーズに進むことができないとゴルフ場から注意を受けます。こういうスポーツは他にはまずないですね。

さて、そういう背景から、とくに日本ではゴルフ練習場がたくさん存在しており、ゴルファーは日頃からゴルフ練習場で練習して腕を磨きながら、たまにラウンドに行く、という人がほとんどだと思います。

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ゴルフ練習場は、ゴルフ場を経営している会社が練習場も経営、というケースもありますが、ほとんどの練習場は練習場だけを経営しています。当然ながら、お客さん(ゴルファー)がたくさん来場してくれないと儲かりません。ところが、日本のゴルフ人口は最盛期に1千万人いたのが、今や600万人程度と言われています。ゴルフ場もお客さんが減れば儲かりませんし、練習場も同様です。

ゴルフ人口が減った背景は様々な理由が考えられていますが、基本的には景気が悪くなるとゴルフも人気がなくなると言われています。バブル時代のように接待ゴルフが盛んに行われるようなことはありませんし、不景気になるとゴルフの大会スポンサーも減ってしまい、大会自体の数もかなり減ってしまっています。ゴルフ場としては高値ではお客さんを集められないのでどんどん価格を下げてでもラウンドする人を集めるようになり、おかげでラウンドする側の金銭的な負担は大きく減りましたが、それでもゴルフ人口は減り続けています。

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私の仕事の1つが、ゴルフ練習場向けのシステム提供ですので、ゴルフ場というよりはゴルフ練習場に注目をしなければならないのですが、多くの練習場でゴルフ人口の減少と共に、練習場の来場者数も減少傾向だと聞いています。ゴルフ練習場が儲からないと、練習場向けシステムも売れませんので、私としても大きな問題です。

ゴルフ人気を復活させるための取り組みは既にゴルフプロの団体などを中心にいろいろと行われいて、とくに女子ゴルフ人気は復活傾向にあるとも言われているようですが、ゴルフ練習場としては、ゴルフ人口が復活することを待っているだけでは危ないのではないかと感じています。つまり、ゴルフ練習場はゴルフの練習のための場所という考えに固執していては駄目で、ゴルファー以外にもお客さんになってもらうような発想が大事なのではないかということです。

実際に、バッティングセンターは野球の練習のために来ているお客さんよりも、気晴らしなどに来ているお客さんの方が多いのではないかと思いますし、カラオケ屋さんも歌のレッスンのために来ている人よりは、仲間と楽しいひとときを過ごすために来ているわけです。ゴルフ練習場も、そういう発想で集客を考えないとゴルフ人気の復活まで指をくわえて見ているだけになってしまいます。

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アメリカではトップゴルフが「ゴルフの練習の場」ではなく「ゴルフもできる飲んで騒いで遊べる場所」として大人気だそうです。週末は5時間待ちだそうです。日本でも最盛期はゴルフ練習場の5時間待ちはごく普通にあったようですが、今では週末でもほとんどすんなりと入れる感じでしょう。トップゴルフではほとんどのお客さんが2時間いても10球くらいしか打たないそうです。もはやゴルフをやりに来ているとは言えないくらいですね。

日本のゴルファーはかなり口うるさいタイプの人も多く、例えば練習場でも会話がうるさいなどのクレームがよくあるそうです。別にゴルフでメシを食っているわけではないわけですから、もっとおおらかに楽しめば良いのに、と私などは思うのですが、そういう人達も大勢いますが、そうでない人達もたくさんいます。トップゴルフのような取り組みをしようとすると、日本の練習場としては両方のタイプのお客さんを同居させるのはなかなか難しいでしょうから、うまく区切るか、ターゲットをどちらかに絞る感じにしないと、なかなか思い切った方策は打ち出せないと思います。

私は実際にゴルフ練習場で練習をして少しでも上手くなりたいとも思いますが、それよりも、広い場所で気持ちよくボールを飛ばしてスカッとしたいという気持ちの方が強いタイプですので、ゴルフ練習場は「楽しい場所」だと考えています。ラウンドの予定がなくても練習場には気晴らしに行きたいくらいのタイプです。そういう楽しさを広げてゴルフ練習場に来場するお客さんの層を広げて行ければと、練習場の皆さんと議論したりしつつ、システムとしてもより楽しさを引き出せるような工夫をしていきたいといろいろな取り組みをしているところです。

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ゴルフ場も、競技ゴルフとは別に、楽しむゴルフ向けに気軽に初心者でもラウンドできるようなところがあればと思うのですが、ゴルフ場側としてもなかなかいろいろな背景があって難しいのだそうで・・・

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