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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

3つの荷主を組み合わせたトラック運行

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独立したばかりの小さな会社で、トラックドライバーとして行くことになりました。

社長と私しかいませんので、どちらも別のトラックに乗っていて、普段は会うことも少なかったと思います。

ちなみに、運行の行き先は覚えていますが、帰ってきてどこに会社があり、どこにトラックを止めていたのかは覚えていません。(笑)

まあ、それだけ忙しい便だったということでしょう!

忙しい「べん」じゃなく、「びん」ですよ!(笑)

長野県で朝から荷降ろししますので、こちらを夜中に出発します。

高速を使わなければ片道5時間くらいかかりますので、まあ遠いこと!

高速を使えば楽ですが、高速代は自分持ちですのでホイホイ使うわけにはいきません。

楽さを取るのか、お金を取るのかという難しい選択なのです。

この両方を取るのは無理ですが、夜中は道が空いていますので、0時頃に出発すると高速を使わなくても比較的楽に行けます。

でも、0時に出発するって身も心もしんどいんですよね・・・。

長野県で荷物を降ろすと、その近くにある別の会社に行き、帰り荷を積み込みます。

30分くらいの移動でしたので、別の荷主の帰り荷の積み込み場所としては、かなり近いです。

昼頃には出発して、その荷物を次の日の朝に兵庫県で降ろします。

長野県まで行きは5時間で行けたとしても、昼間走るのはそうはいきません。

7時間くらいかかって帰ってきますので、帰る頃には日が暮れています。

その間は常に睡魔との戦いです。(笑)

ただでさえ睡眠不足の状態なのに、ダラダラと何時間も運転していれば、すぐに睡魔が襲ってくるのは容易に想像できると思います。

「ちょっとまずいな・・・」と思ったらトラックを止めて休憩します。

休憩しても目が覚めなければ少し仮眠します。

そうやって戦いに勝つというか、戦いから逃げながら帰ってくるのですが、下手すると夜になってしまいます。

次の日の朝には兵庫県にいなければなりませんので、家に帰る暇もなく、そのまま向かったこともありました。

家に帰ると往復で1時間半くらいロスしますので、そのまま夜の空いているうちに走り、トラックで寝るほうがゆっくりできるのです。

ちなみに、運転席の奥はベッドになって布団もありますので、普通に寝ることができます。

風呂は宇佐美とかの大型車向けのガソリンスタンドで無料で入ることができます。

そうして、兵庫県で朝に荷物を降ろして、大阪に積み込みに行きます。

そこで積み込んで終わりではなく、別のところで積んだり降ろしたりしたのを思い出しましたので、それらが終わると夕方になります。

その日はゆっくりと家で寝ることができる・・・・・わけではなく、また夜中に出発して長野県に向かわなければなりません。

そう考えたら、どうも計算が合わないことに気が付きました!

帰り荷を組み合わせた便ではなく、もう1便組み合わせた3つの荷主の便を2日かけてやっていたようです。

ということで、長野県では3箇所くらいで積み降ろしがあり、そうなると出発は午後からになっていたはずで、かなりハードです!

あ、気がつけば何の教訓もない運行の振り返りで終わってしまいました。(笑)

要するに、これだけハードな便でも売上は100万円にもならず、私の手元には40万ちょっとしかならなかったということです。

時給に換算すれば、まったく割に合いませんね。(笑)

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