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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

販売商品を集める1

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コンクリート製品製造業をやりながら自然食品の販売を始めることになりました。

とは言え、醤油の仕入先が決まっているだけで、無店舗販売でやることは決まっていましたが、他は何も決まっていません。

営業担当のおっさんが宅配パンの成功事例を持っていましたので、それがせめてもの救いでした。

とにかく、醤油一本では話になりませんので、もっと商品数を増やさなければなりません。

言っておきますが、醤油を一本だけ仕入れたのではありませんよ!

(わかっとるわい!)

あと、よく考えたら薄口と濃口があり、それぞれ大瓶と小瓶がありましたので、醤油一本というよりも、すでに4種類もありました!

(いや、そういう話じゃないやろ?)

大瓶と小瓶という言い方は、ちょっと違うかもしれませんね?!

食品を扱う話のため、大便と小便に聞こえたらマズイので言い方を考えておきます。(笑)

ともかく、一番に販売商品を増やさなければならないと考えました。

3種類あれば、単純に1種類の3倍になると考えたのです。

当時はパソコンは事務所にありましたが、インターネットにはつながっていませんので、今のようにちゃっちゃと検索することはできません。

家のパソコンはネットにつながっていましたが、インターネットという物体に馴染みもない時代ですし、検索しても情報はそれほどありませんので、ネットで探すという発想にはなりませんでした。

そこで目をつけたのが、みやげ物店です。

観光地のみやげ物屋や道の駅のようなところには、いろんな商品が販売されていますので、その中で良さそうな商品を見つければいいと考えたのです。

さっそくいくつかのお店に行ってみました。

そのうちの一つで、乾燥よもぎを小さなパックに詰めて、お風呂に入れる商品を見つけました。

よもぎのエキスが出ていい香りがして、体にも良くて温まる効果があるということです。

さっそく買って帰って自分で人体実験したところ、香り以外は実感できませんでしたが、良い商品に間違いなさそうですので、扱うことにしました。

車で少し走れば行ける距離に工場がありましたので、行って仕入れの話をしたところ、半値くらいで仕入れられるようになりました。

そこの社長の話によると、最高で6掛けで卸していて半値はないということでしたので、飛び込みで行った結果としては言うことありません!

ただし、最低限の発注数が必要ということでした。

調子に乗って販売力があるという話をしてしまい、「まあ、それくらいは問題ないですね!ガハハハ」といつもの調子でした。

そのついでにさらに調子に乗って、大量に発注までして帰りました。(笑)

販売力があるというよりも販売力がゼロですので調子に乗りすぎですが、「まあ、何とかなるだろう?!」といつもの調子で楽観的に構えていました。

よく考えたら食品の販売をしようとしているのに、いきなり食品ではない物を仕入れていました。(笑)

自然食品ではありませんが、自然食品に近い商品なので、まあ細かいことはいいのです!

(近くないやろ・・・?)

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