事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

大津のいじめ自殺で思うこと

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ここ連日、大津の中学校で生徒が自殺したニュースが報道されています。

私は大津市在住ですし、去年は次男が中学生でしたし、先週は爆弾騒ぎで子供らが早めに帰宅したこともありましたので、思ったことを書いてみたいと思います。

自殺があったのは昨年の10月ですので、次男は中学生でした。

その当時は、大津市内の他校で自殺があったことは全く知りませんでした。

妻の話によると、特に学校から連絡もなく、学級通信などの配布物にも書かれていなかったということです。

報道がエスカレートしてきた先週は、教育委員会に爆弾を仕掛けたという男からの電話がありました。

それで、大津市役所の横の高校に行っている子供らは、部活を早めに切り上げて帰ってきました。

また、妻の話によると、最近は保護者が先生を評価するようになっているということです。

年に一度くらい評価用紙に記入して、学校に提出するということです。

評価によっては、先生の給料が減額されることもあるということでした。

担任のクラス内でいじめがあると、評価が悪くなって給料が下がるということなのです。

そのため一般的には、担任はクラス内でいじめがあっても、できるだけ隠そうとするということでした。

こうした状況を目にしたり、いろんな話を聞いて思うのは、みんな変だということです。

クラス内でいじめがあると、担任の評価が下がって給料も下がるのは、完全に評価方法を間違っています。

給料が下がるということは、生活や将来にも影響しますので、そんな評価方法では、誰だってマイナスになることを隠そうとするはずです。

子供の教育の前に、学校や教育委員会の教育を考える必要がありそうです。

そして、一番変なのは親です。

その中学校で、事件についての合同説明会が開催されたとありました。

開始早々に最前列の保護者が「生徒が亡くなっているのに、なぜ黙祷もないんだ!」と言うと、保護者から拍手がわき起こったということです。

「よーし、今日は学校や教育委員会に一発ぶちかましてやるぞー!」と息巻いている保護者が早くから学校に行き、最前列に陣取ります。

「学校や教育委員会は何をしているの!子供の教育を何だと思っているの!?」と思っている保護者が詰めかけます。

そして、開始早々に一発ぶちかまして、ヒーローが出現したかのように、周囲から拍手がわき起こるのです。

そこに、自殺した生徒を思う心はあるのでしょうか?

黙祷する気配がないのであれば、手を挙げて「亡くなった生徒のために黙祷しましょう」と言えばいいのです。

それに同意するのであれば、黙ってうなずけばいいでしょう。

それなのに、こうしたことが起こるのは、自殺した生徒はそっちのけで、学校や教育委員会を責め立てることばかり頭にあるからです。

ちなみに、こうした人ほど逆の立場になれば、隠したり逃げたりするものです。

そして、その出来事を一生懸命に報道しているマスコミ・・・。

明らかに変です。

こんな親に、まともな教育ができるとは思えません。

教育について書き出したら長くなるのですが、私は、学校は教育というより「教養」を教わり、勉強をする場だと思っています。

国かどこかが決めた内容を、先生が仕事として、たくさんの生徒に同じ内容を教えて、一斉に勉強しているのです。

冷めた言い方かも知れませんが、冷静に見れば、学校はこうした場ということです。

子供を教育するのは親の仕事です。

多くても何人かの自分の子供を、10年、20年かかって、全身全霊を捧げて教育するのが親の仕事です。

それなのに、自分の子供に問題が起こると、自分のことは棚に上げて、学校や先生の責任にする親が増えています。

子供の教育の前に、親の教育が必要になりそうです。

もちろん、変な親はごく一部で大半はまともだと思いますが、ニュースでは変な親がネタになりますので、余計に変という感じですね。

正義を振りかざして誰かを責め立てる行為は、誰もがやってしまいがちです。

本人は、それが正しいと思ってやっているのですが、その状態は、問題や論点がすり替わっていることがほとんどなのです。

私も十分に気を付けたいと思います。


 ●編集後記

メルマガという限られたスペースで詰め込んで書きましたので、舌足らずな点があったかも知れませんがご了承ください。

それにしても、いつの時代もいじめの問題はなくなりませんね・・・。

教える側の教育を見直すと、いじめも少なくなると思うのですが、実際は難しいですよね。

(この記事はメルマガで配信した内容です。読者の方から、「もっと広く伝えてください」と言われましたので、ここにそのまま掲載しました」

Comment(5)

コメント

佐々木陽子

>学校は教育というより「教養」を教わり、勉強をする場だと思っています。

私は違うように思います。
学校も社会です。同じような年齢の者が集い教養を得る場でありますが
平日数時間過ごす学校では秩序・モラル・ルールを学ぶのはほとんどは
友人、教師からです。

みなさんがこの記者のように考えていると社会はより崩壊するでしょう。

自殺生徒の事件のためだけに皆さん動いているわけではないのでは。


理不尽な世の中で答えを見つけるのは難しいですよね。
多様性があってもそれもしかりだと私は思います。

>本人は、それが正しいと思ってやっているのですが、その状態は、問題や論点がすり替わっていることがほとんどなのです。

この記事も私のこの発言も正しいと思ってやっているのでしょうか。
本当に気をつけた方がいいのはこの記者と私なのでしょう。

言葉は悪いかもしれませんが
突き方がひどいにせよ、それがあるから上手くいくのでは。
ひどさに目がいくのならもっと大事なことがあるように思います。

田上 陽平

編集者の様な考えもありますが、教師を保護者が評価するのも理解できます。
すべてに対し世間受けする人なんていません。
評価する人もいるし、評価しない人もいる、そんなものです。
また世の中、民間企業もすべて競争社会です。
そして、入試や就職も競争です。
会社に入っても、社内で競い合います。
競争しない社会は民主主義に反します。
教育現場に競争はおかしいと言う意見もありますが、勉強だって競争ですよね?

悪い事を隠そうとするもの、教師も人間ですが、先を生きる先生、上に立つ教師として考えれば分かる事です。
人によく見られたいだけの話です。
評価制度と隠蔽体質は人として問題がある人が教師をしていることです。

「よーし、今日は学校や教育委員会に一発ぶちかましてやるぞー!」とありますが、
そういう人も、確かにいますが教育委員会と学校の対応がずさんだったのは否定できません。
ですので、モンスターみたいな人もいますが攻めらせても致し方ありません。

佐久間貴広

>学校も社会です。同じような年齢の者が集い教養を得る場でありますが
平日数時間過ごす学校では秩序・モラル・ルールを学ぶのはほとんどは
友人、教師からです。

同意します、が、それは最低限のモラルを家庭で学んでいる事が前提となると思います。
残念ながら今はその最低限の部分まで学校に任せてしまっている親が多いと思います。

変な正義感を振り回す人も増えていますね。
特にネット。
今回も放送局のミスが元でネット上に加害者やその関係者の実名が公表されました。
「犯罪行為にも等しい事をしたのだから公表されても自業自得だ」
という考えでしょう。
保護者会で「生徒が亡くなっているのに、なぜ黙祷もないんだ!」と言った保護者も同様ではないでしょうか?
確かに心情的には理解できますが「良識あるオトナ」のすることではないと思います。
最近特に酷くなってきた、常に攻撃したり見下したりする相手を求めている風潮が出ていると思います。

コメントありがとうございました。
佐久間様のコメントがありますので、私が書くことは特にありません。
3名の方には、時間と手間をかけて、コメントを書いていただけたことに感謝します。
勉強になりました。ありがとうございました。

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自殺者に対して黙とうする必要ない。

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