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SNSが持つ意外性

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梅雨も中休みといったところでしょうか。ここのところ、傘のいらない日が続いています。夏と違って、じめっとした暑さが不快です。この時期の暑さって、なんか中途半端なんですよね。一言でいうと、煮え切らない。。。

昨日、伊藤家にとうとうエアコンが届きました。取り付けに丸一日かかったことが、どうやらケイコには不満だったようですが、4台も取り付けてもらったことを考えればまあ仕方がないかと。それにしても最近のエアコンって、性能が一段と進化していますね。今回は除湿の能力を評価して選んだんですが、部屋中がドライしまくっています。

これで私の熱いハートも少しはクールダウン。おまけに寝苦しい夜ともオサラバ。快適夏ライフのはじまりです。ということで、今日から一段と仕事に集中できそうです。 明日、いよいよ『SNSビジネス・ガイド』が書店に並びます。一部の書店で始まっている先行販売も出足好調らしく、追加注文が相次いでいるようです。執筆者の一人として、こんなに嬉しいことはありません。

ところで、私は本書の最後の方で、グーグルと比較しながらSNSの可能性について触れています。ちゃんと整理された、デジタルで形式知的な情報を扱うのがグーグルで、人間の頭の中にあるアナログで暗黙知的な情報扱うのがSNSだというのが、だいたいの要旨です。SNSは、単に人間関係を構築したり、自分の関心がある情報を収集するためだけにあるのではありません。人間の頭の中にある、暗黙知的な情報を検索するためのサービスになりえる可能性を持っています。

グーグルで、”SNS”というキーワードを検索してみてください。検索回数やリンク数などを基準に、はてなやWikipediaなど、SNSについて解説してある情報が上位に表示されます。毎日検索してみても、その表示される順位が大きく変動することはありません。つまり、1、2回使ってみれば、グーグルが出してくれる答えは予想がつきます。そこには何の意外性もありません。そこに、もし自分の求めている答えがなかったとしても、それ以上どうすることもできません。それがグーグルの限界です。

ところが、”SNS”というキーワードを、SNSを研究テーマにしているSNS(たとえば私がmixiに立ち上げている「ビジネスSNS」)などで調べてみるとわかるんですが、人によってSNSの捉え方はいろいろです。SNSを、単に人間関係を構築したり、自分の関心がある情報を収集するためだけの場として考えている人もいれば、私のように、人間の頭の中にあるアナログで暗黙知的な情報を検索するための場として考えている人間もいるわけです。

また、私のSNSコンサルタントとしてのノウハウは、私の頭の中にあるため、グーグルで検索しても出てきません。「ビジネスSNS」コミュに参加してみてはじめてわかるものです。そして、そこでは予想もしていなかった答えを見つけることができるかもしれません。ありきたりではない意外性。それがSNSの魅力です。

ただし、課題もあります。SNSとSNSを結ぶ”ゆるやかな”ネットワークが必要です。SNSは、ネットワーク化されてはじめて価値があるもの。そのためにも、”SNSのためのSNS”が必要になると私は考えています。。

※ 今日は六本木に直行のため、家でこのブログを書いています。暑い1日になりそうですね。

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