【資料&ソース公開】twitter botをAzureのWorkerロールで動かしてみよう
デビッド・チャペル来日記念講演2つめ、Futuer Technology Daysもおかげさまで大好評のうちに
無事終了となった。ご多忙の中ご来場いただいた方々にあらためて感謝の意を表したい。
デビッド・チャペル氏の基調講演はオトナの事情で公開できないのだが、昨日セッションを担当させて
いただいた私と野村のパートは、追ってストリーミングで公開される予定なのでしばしお待ちいただきたい。
どんな話をしたかとりいそぎ見ておきたいという方のために、私が担当した資料を公開しておく。
(ちなみにこれはSlideshareではなく、Silverlightテクノロジを利用したDeepZoomPixを使っている。
スライドショー形式でなくもっとグリグリやりたい方はコチラ)
この中で、多くの方が気になるのは中盤のデモのところだろう。残念ながら操作した画面の動画をこの段階で
お見せすることはできないので(ストリーミング開始までお待ちいただきたい)、以下、簡単に解説しておく。
今回デモでご紹介したのはAzureで動くtwitterボットである。
このデモは、Tech・Ed2009のライトニングトークで最優秀賞をとられた冨田氏のアイディア、実装に
よるものであるが、セッションで紹介させていただきたいという申し出を快く受けていただいた上、
当日ご自身にご登壇いただいた。
そもそもの発想は、Windows AzureのWorkerロールという仕組みを使ってコードを書こうとするときに
スケルトンで提供される内容が、10秒休んでログに書く、という操作をwhile(true)でまわすものであり、
これを見た冨田氏の目には、「ボットじゃん!」と写ったようだ。…という背景からできているものなので、
コード量は非常に少なくてすんでいる。(スライドP.25参照)
後日更新:冨田氏がソースの提供と解説をブログで投稿いただいた。感謝。
しかも、NYSL(煮るなり焼くなり好きにしろライセンス)。太っ腹。
「クラウド技術の検証を…」などと堅苦しく考えているとなかなか手も進まないかもしれないが、
とりあえずおもしろそうなものを作ってみようじゃないか!という発想はすばらしい。
作ってみないとわからない苦労もあるもので、黎明期にある技術はそうやって習得するものだと思う。
(ドキュメントが整備できていない言い訳でしかないのだが…)
なにはともあれ、このボットにデータ取得、解析、発話部分などを実装して遊んで見るも良し、
勢いで他の楽しそうなものをつくってみるもよし、何かの刺激になれば幸いだ。
ちなみに、冨田氏はPubSubHubbuのAzure実装を企んでいる模様。
なお、以前ご案内したプログラミングコンテストの締め切りが16日(現地時間)に迫っている。
いまから着手するのは時間の確保が難しいかもしれないが、こんなのつくってみました、という方がいれば
臆せず応募してみていただきたい。また、応募された方は私宛ご一報いただければ、可能な限り
ご支援させていただこうと思う。
【急募】Azureアプリをつくって最新PCをゲットしよう!今度のCloudAppContestは10/16締め切り
追記:
昨日このイベントの後、私や冨田氏を含むメンバーによるAzureを囲む会と、WIPSEメンバーを中心とした
David Chappellを囲む会がそれぞれ都内某所で行われていた。David Chappellを囲む会の様子については
Agile Catさんのブログにご満悦なChappell氏の写真と共に掲載されている。