クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

連邦宇宙軍E.F.S.F.に空目しがちなMicrosoft FEST 2015はDay2最後のスタートアップパネルとDay3機械学習入門で出撃

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9月2日(水)夕方、9月3日(木)午後、ご都合つけられる方は、プリンスパークタワーで開催するMicrosoft FEST 2015下記セッションに是非ご来場いただきたい。

どちらかというと、敵陣に単身潜入し、敵機プロトタイプを強奪してそのまま殲滅作戦を敢行せよといった無茶なゲリラ作戦を専門にしてきた私としては、連邦軍観艦式における出撃の方が正直違和感あるところではあるが、与えられた任務は期待以上の成果をあげて全うしたいと考えている。

FESTというのは、マイクロソフトが過去実施してきたいくつかのイベントを統合し、新しいブランディングのもと、9月2,3,4日の3日間にわたり実施する全社規模の大型イベントである。社長交代後、平野拓也初登壇ということもあって、マイクロソフトが今後の方針を語る絶好のタイミングとなっている。おおざっぱに言うとDay1はパートナー企業向け、Day2がビジネス向け、Day3が技術者向けである。

私の役割は、マイクロソフトがすでにビジネスを一緒に展開してより大きくしていこうという既存のパートナー企業様やお客様、技術者の皆様だけでなく、「何か楽しそうなことをやっているようだから見に行ってみようかな、正直マイクロソフトとかオレ関係ねーし」と思っている方にご来場いただけそうなコンテンツを提供し、新しい出会いや発見、感動をお届けすることにあると理解している。

そんな立ち位置の私が担当させていただく2セッションを改めてご紹介させていただきたい。
まずDay2最後の時間、17:55 - 18:40には、我々がさまざまな形でご支援してきたスタートアップ企業4社をお招きするパネルディスカッションである。

[ SUP-251 ]Empower DISRUPTION! 創造的破壊を牽引するスタートアップ企業パネルディスカッション

パネラーはビジネスを大きく伸ばされているスタートアップ企業のキーマン下記4名。
面識ある方々からすれば、このメンツを見ただけで面白そうな展開を想像できるのではなかろうか。

【パネリスト】
小畑 陽一 氏 
UNCOVER TRUTH Inc. COO

Yanfeng Liu 氏(Web表記の郡谷 康士 氏から変更)  
TVISION INSIGHTS株式会社 CEO

佐藤 勝彦 氏 TANREN株式会社
代表取締役社長

島田 幸輝 氏 Capy Inc.
Co-founder & CTO

【モデレーター】
砂金 信一郎 
日本マイクロソフト株式会社
デベロッパー エバンジェリズム統括本部 部長 エバンジェリスト

fest_sup251.jpg

加えて、テーマ設定をDISRUPTION(ぶちこわせ!)としており、マイクロソフト主催のお行儀よい大規模イベントの中において、少々異彩を放つ展開を企んでいる。登壇4名だけでなく、スタートアップ企業は世の中に溢れる何らかの不都合や理不尽さをぶちこわすことで急激に成長する可能性を秘めている。ここがFESTではなくTechCrunchの会場であればぶちこわす快感に浸りながら「もっとやれー!」と声援を送るだけでよいかもしれないが、今回はどちらかというと「もしかするとオレたちがぶちこわされるんじゃなかろうか」という不安を抱えた体制側の方々も少なからず参加されていると思われる。

言うまでもないことではあるが、そのような方々に喧嘩を売るのが我々の趣旨ではない。今回登壇される4名は、それぞれ何らかの形で大手企業との協業で自分たちのビジネスを大きくしてきた実績をお持ちであり、その大手企業のなかの1社に、マイクロソフトも入っている。我々からすれば、彼らが想定外に大活躍してくれているおかげで、マイクロソフトのスタートアップ起業支援がうまくいっていることの証左になっているのだが、ご来場される皆様からしても、彼らのような企業とうまく連携することで、新しいチャレンジの成功確率をあげることができるのではないかと思い、今回のセッションを企画させていただいた。

スタートアップ系のMeetupに顔を出さない方々には刺激的な内容になると思われるし、また、今回登壇はお願いしなかったにせよ、スタートアップエコシステムの皆様には、マイクロソフトと連携すると、ご来場されている多数のパートナー企業様と共にどういう協業機会が得られるのかを理解していただくよい機会と考えているので、日中ご都合つかない方々も、このセッションだけでも聞きに来ていただけると幸いだ。


もうひとつのセッションは、技術者向けのDay3午後、15:45 - 16:30に行う
[ DEV-332 ]今から始める Azure Machine Learning 最初の一歩
である。

fest_dev_332.jpg

機械学習、Machine Learning関連のセッションはFEST内でも多数あるが、あえて私の観点からこのセッションを語らせていただくのは、機械学習が身近になったことで、技術者として身につけるべき技術だけでなくキャリアや生き様に変化をもたらす可能性を秘めていると考えているためである。

連邦 vs ジオンならぬ、Azure vs AWSのクラウド戦役で、初期にクラウド関連の技術に携わった人々がニュータイプとして覚醒し、新しい可能性にチャレンジし、大活躍されている様をみてきた私としては、技術のパラダイムが大きく変革する際に起こるかもしれない意識変化を伴う非連続な進化を信じている。AIや深層学習などの領域を含む機械学習が、より多くの人々の間で当たり前のものとなり、パターン認識や推論が手軽に行えるようになったとき、技術者に求められる素養は愚直にコードを書くだけではないものになっているはずである。

IoTデバイスやスマホ、Webからの行動ログなど生きたデータから学習、予測を行う機械学習では、仕様書通りに例外処理も含めて事細かに実装し...という従来のSI'erが好みがちな開発工程が大きく変わる可能性がある。正しさがある程度証明されたアルゴリズムとノイズ除去された生きたデータがあれば、導き出される答えこそが正であり、システム全体の仕様やビジネス要件を柔軟に買えなければならないことさえ発生しうる。

クラウド化の第一波攻撃だけでは本質的かつ大きな変革をもたらせなかったと総括している私としては、機械学習により実現されるインテリジェント・クラウドの第二波攻撃があってはじめて、日本のIT業界が抱える多重下請け構造をぶちこわし、閉塞感を打開するきっかけにできるのではないかと考えている。それが、私が他の周辺技術をさしおいて、機械学習に執着している理由である。

このあたりの本質論をちりばめながらも、FESTでは「最初の一歩」と銘打っているとおり、「機械学習なにそれおいしいの?」という方々に、自分ごととして捉えていただくためのヒントを、IT業界のダイナミズムにおける重要性と技術特性の観点から、できるかぎりわかりやすくお伝えする予定である。


私が担当するのは上記2セッションだけであるが、FESTでは事例や技術解説など非常に多くのセッションが展開される予定である。会場にお越しいただければ、私だけでなくマイクロソフト内のキーパーソンはだいたい現地にいることになっているので、ご要望いただければ随時紹介させていただくこともできるだろう。

どうでもいいが、FESTって何の略だったっけ、という会話が社内でたまに起こるのだが、正しくは"Foresee, Empower, Spark & Transform"というキーワードを並べた頭文字ということになっている。どうしてもE.F.S.F.(Earth Federation Space Force)連邦宇宙軍に見えてしまうのは極度のガンヲタな私だけだろうか...。

FESTでのセッションを通じて、隕石を落とさずに地球圏の人々のニュータイプ覚醒を願う私の企みにお付き合いいただければ幸いだ。

お申し込みはコチラから。

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