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アジャイルに行こう!

アジャイル開発の実態調査(State of Agile Development Survey Results) (1)

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毎年注目している、VersionOne社の

State of Agile Development Survey Results

ですが、昨年の結果が発表されています。この調査はもう6年続いていて、ぼくも毎年追っかけているものです。ここ数年は同じ傾向が続いているのですが、いくつか解説したいと思います。(たぶん連載)

結果のソース⇒http://www.versionone.com/state_of_agile_development_survey/11/

Agilemethodologiesused_2

まずは利用されている方法論。これは、昨年とほとんど変わっていなくて、やっぱりScrumとXP+Scrumを足すと70%に近い。Scrumの圧勝だ。XP単独というのは2%まで下がっている。今年の大きな変化は、Kanbanが認知されたことだろう。3%にまで上がってきている。それでもまだ3%というのがScrumの強さを物語る。また、Custom Hybrid(自己流のハイブリッド)というのも多くなっていて、これは、「プロセスは現場で作るもの」、というアジャイルの本質が浸透してきた結果なんじゃないだろうか(だといいな、と思っている)。

Agiletechniquesemployed

次は、使われているテクニック。これは、プラクティスレベルと考えてよいだろう。朝会(デイリースタンドアップ)、イテレーション計画、ユニットテスト、は数年間ずっとトップ。今年気づきは、ストーリーマッピング(N)が認知されたこと!Jeff Patton よかったね!それと、やっぱりKanban(S)だね。前回はAnalog Taskboardの方がKanbanよりも上にあったが、今回逆転している。逆に、BDDがちょっと下がった気がするけど、これはどう読んだらいいんだろう。。。

第一回目はここまで。

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