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桂三若さんの落語

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Sanjaku ぼくの母校でもあり、子供が通う、福井県大野市の有終南小学校で、聞いて来ました。
いじめ、をテーマにした「お地蔵さんの遠眼鏡」。桂三若(さんじゃく)さんは、桂三枝師匠のお弟子さんだそうだ。

いやー、素晴らしかった。まず、小学生を相手に、登場すぐ、一分でつかんでる。そして一時間飽きさせない。ぼくも仕事がら多くの前で話すことがよくあるので、技術的にとても勉強になりました。小道具(扇子、着物、手ぬぐい)の説明があったあと、「落語で一番大切なものは何か。」との問い。
落語で一番大切なのは、お客さん
お客さんに聞いてもらってなんぼの落語。つかみでぐっときました。この落語のお客さんは、というと、小学生(1年~6年)、父兄、先生、というまったく違う年代や立場での参加だ。そのみんなに伝わる何かのメッセージを投げかけることは並たいていではできないと思う。
しかも内容が、考えさせる。いじめのエピソードを落語でやる。ぼくは落語に詳しくないのだが、おそらくは古典を現代風にアレンジしたものの分類に入るのかもしれない。小学校の先生が「いじめはいけない」とか「みかけて知らんふりをしてはいけない」と言葉で言うよりも、多くの気づきを与える。すごく伝わるのではないだろうか。クラスに帰って感想や意見交換。ぼくは、この「気づき」を得るというプロセスに落語という手法を使うことについて、大きな可能性を感じた。

三若(さんじゃく)さん、これ、いろんな学校を回ってやってるんでしょうか?すごい志と、社会貢献だ。こういう活動を、もっとできないか、もっと支援できないか、もっと広げられないかと、思った。

技術と内容、プラス志。これを、「仕事」と呼びたい。

帰ってしらべたら、ブログをもたれている。いま、バイクで全国縦断中!出演依頼受付中とのことです。みなさん、ぜひ、応援してください。がんばれー。

桂三若旅日記:
http://sanjaku.jugem.jp/

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