「誰と」重要 -- エンジニアとして正直でいること、誠実でいること
あまのりょー、さんという長く友人として仲良くしてもらっている方がいます。。オブジェクト倶楽部でライトニングトークスに参加して頂いたり、XPJUGや、マインドマッパーとしても有名です。ぼくのマインドマップ本にも自己紹介マインドマップを提供してもらいましたし、一番は、「○○を囲む会」の主催者として有名なんじゃないかな?
「○○を囲む会」とは、ちょっと気になる業界の人を呼んで、その人を囲んで居酒屋で話をする、という会。それだけといえば、それだけ。でも、ここに、「人」に注目するりょーさんの思いが形で表現されていると思います。大切なことをカジュアルで自然な形で実行できるりょーさん。
りょーさんは、脳梗塞で一時入院する、というその若さで経験できない貴重できわどい経験をしています。(ところで私には、もう一人、良、という名前がつく、脳梗塞から復帰したエンジニアの友人がいます)。最近りょーさんが書いた、「誰と」重要、という記事を紹介します。
(引用)
言うまでもなく、私たちの目的は「価値のあるソフトウェアを作り、提供し続ける」ことです。....(中略)しかしプロジェクトは開発者・マネージャー・顧客といった複数の人間が関与して進められて行く以上、「誰と」一緒に仕事をしているかがキーであり、モチベーションに直結する問題になります。ここで言うモチベーションとは、良いものを作りたい、そして、良い作り方をしたい、両方の想いに対するものです。
ここまで、誠実であることや人交換可能とはどういうことなのかを書いてきましたが、それらも踏まえて、次のような質問をさせてください。
- あの人と一緒に働きたいと思う人がいますか?
- そう思える人と一緒に仕事ができていますか?
- 自分もそう思われていますか?
(引用終わり)
ぼくは、この質問にYes、と答えられる自分をできる環境が、プロジェクトにぜひ欲しい、という思いで、アジャイルや、プロジェクトファシリテーション、のような手法を紹介しています。
プロジェクトでは、What、を中心に、下には、Howの世界があり、上には、Whyの世界があります。私が取り組んでいるオブジェクト指向や開発言語、フレームワークの話はHow側にあり、要求開発やマインドマップ、プロジェクトマネジメントは、Why側にあります。Why側を構築することは、必ず人に注目する必要があり、その意味では、Whyの先には、Whoがあるといえるでしょう。もっというと、私たちの人生そのものが、Who、を最終上位目的としているとも考えています。それは、要求や意図、というものは人を発生源としているからです。
あなたは誰のために人生を生きていますか? ここまで拡大するのは気が引けますが、この問いに答えることが、生きている意味を見つけた、ということになるのではないでしょうか。そして、人生は短いです。プロジェクトを成功させるために、ということと同時に、仕事を楽しくするために、自分の人生を悔いなく、誇りのもてるものにするために、「誰と」重要です。
「誰と」重要 -- 麦わら帽子の「記」
http://mugiwara.jp/ki2/wifky.pl?p=%5BEngineerMind%5D%A1%D6%C3%AF%A4%C8%A1%D7%BD%C5%CD%D7