プロジェクトファシリテーション講演 in 九州富士通
現場活性化手法、プロジェクトファシリテーションだが、今年に入ってからもいろんな企業、団体から講演の依頼を頂く。
3/20 にも、富士通の九州から依頼があり、講演をした。富士通内部では、ピュアにアジャイル開発を実践している部隊もあるし、ウォーターフォールの中に現場活性手法として導入している部署もある。ともに「カイゼン」活動、生産革新の一環として行われている。
いくつか事例も発表されたが、自社製品の開発部隊がピュアにアジャイルでやっているという発表が中尾さんからあった。すばらしい。特に、このプロジェクトの社員意識調査で「このプロジェクトに入ってよかった」、というアンケートへのプラス回答率が100%ということで、プロジェクトファシリテーションのQoEL(Quality of Engineering Life)の目的が果たされている。
また、組込みのテスト部隊が、昼夜ニ交代の統合テストプロジェクトを、バーンダウン、かんばん、朝会、夕会、というパターンでモチベーション作りをした例が門田さんから発表があった。この例では、現在プロジェクトファシリテーションのスライドから抜けてしまっている「だるま」をプロジェクトに導入し、プロジェクトの開始時に左目を、終了時に右目を入れて寄せ書きをした、という事例。
また、かんばんを最初に「やれ」と導入するのではなく、最初にノートに書き出すことからはじめ、現場に「それでは共有できないしムダだ」という気づきをさせ、その過程で彼らの側からかんばんの導入に導いた、という例を中野さんが発表された。リーダーがいなくても、自動的に朝会がはじまる習慣が根付いたそうで、涙がでそうになった、と言っておられた。
この日の講演には、はるばる、明石からも数名の参加者がおり、懇親会も盛り上がった。いくつかの現場が変わっていく事例を見るのは勇気がでる。
ぼくも、元気 を出していこう。