オブジェクト倶楽部クリスマス終了
みなさんのご参加ありがとうございました。恒例になりましたが、入り口で道案内をさせてもらいました。来る人の朝一番の顔を見るのが楽しみです。約半数の方は、顔を認識できるようになりました。段々認識率が上がっています(名前まで一致は30人くらいです)。(※写真はアットウェアの牧野さんが撮ってくれました。)
さて、セッションですが、今年も、みなさんの笑顔がたくさん見れました。200名弱の参加でしたが、懇親会で、
「今日初対面の人と話ができた人」という質問にみんながYESと答えてくれた。
こうやって繋がる場を提供できたことをうれしく思います。エンジニア一人ひとりの価値を高めるために、コミュニティができることを考えて行きたい。
ぼくの話は、プロジェクト・ファシリテーション(現場見える化)の話をし、なぜこれがうまく行くのかというと、それはソフトウェアが壮大な伝言ゲームであり、コミュニケーションの塊で出来ているから。そして、このコミュニケーション場を広帯域に保つこと、そして、その場に流す情報を、できるだけ誤解が少ないもの(すなわち、見えるもの、触れるもの)にしていく必要があることを話ました。さらに、このコミュニケーションは鎖状になっていることから、TOC的には「最も弱い部分」(契約を跨ぐ部分、場所を跨ぐ部分)を厚くすることが必要で、厚くする方法は、そこにWin-Winを持ち込む、対面で話す環境を作る、などがあり、マズロー的なキラーソリューションとして、「一緒に食事をする」ということをお勧めしました。そして、もう1つの方法はこの鎖を「わっか」にして繋いでしまい、そこに要求を小分けにして流すことをぐるぐるやる。これがアジャイルなんですね、という話をしました。
上記の話は、「書画カメラ」という手元カメラで6枚の絵を、その場で描きながらお話しする、という初挑戦をしましたが、このカメラ、とっても便利ですね。人に物を伝えるのには、絵を描くプロセスも共有できて最高です。
そして、ライトニングトークスでは、「五十六メソッド~褒めるの0円」が最優秀賞!ぼくは3回目に聞きましたが、つるりん最高、角野さん、最高でした。
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http://www.objectclub.jp/event/2006christmas/comment.html
自分なりの会全体のふりかえりをしてみると、
KEEP:
安めの会費設定
広い会場、近い各部屋
セッション毎のKPTの張り出し
時間割のあちこちへの張り出し
PROBLEM:
最初からセッションが分かれたために、全体感が出てなかった
ちょっといつもより場が固かった?
TRY:
待ち時間に、クリスマスの音楽をかける。
次なるオブジェクト倶楽部のコンセプトを作ろう!
こんな感じです。オブジェクト倶楽部、最初はオブジェクト指向技術の普及、ということが大きな目的でした。でも、今はオブジェクト指向、という言葉自体は、「中心」ではなないでしょう。では何なのか?誰かが、「サブジェクト倶楽部では?」と言っていましたが、あたっていると思います。僕的には、「Better Software を考える会」のような感じに思っています。名前を変えるつもりは今はないですが、中心よりも方向を示す方がいいのかな。
最後になりましたが、スタッフのみなさん、みんなよくやった!第一事業本部から応援に来てくれた山川君、三村君ありがとう。「ふりかえり」やってまた次に活かそう!