オルタナティブ・ブログ > An Agile Way >

アジャイルに行こう!

株式会社チェンジビジョンを設立しました。

»

Changevisionlogobig

本日、2/22(水)、株式会社チェンジビジョンを設立しました。(ずっと狙ってたんですよね、この日付。222だし、先勝なんです。)

JUDEの販売を中心に、新製品TRICHORD(トライコード:プロジェクトの見える化ツール)を開発・販売してきます。TRICHORDは、オープンソースとして発表しますので、ご期待くださいね。

Changevisionpressrelease20060222small 今日は市ヶ谷で記者発表会を開かせていただきましたが、20名を超える記者の方々の参加を頂いて、ありがとうございました。

チェンジビジョン(ChangeVision)は、ダブルミーニングで、「変わるための見える化」であり、「革新へのビジョン」でもあります。日本がもともと生産革新の現場で強い、「見える化」の知恵を、もっとソフトウェア開発の現場に提案していきたい。それをソフトウェア開発革新だけではなく、「知的生産技術革新」、さらには「ワークスタイル革新」としてこの業界に提案していきます。

そして、お客様の現場を「変える」ことを支援してきたい、同時に、私たちチェンジビジョンも、どんどん新製品を発表して、変わって行きたい。さらに、この業界全体を変えて行きたい。こんな思いから出発していきます。

↓当日のコンセプト資料です。
http://www.change-vision.com/jp/ChangeVision-Concepts-20060222.pdf

設立にあたっては、海外の私の恩師から、エンドースメントを頂きました。とてもうれしいものばかりです。ありがとうございます。

私は健児と、『アジャイルプロジェクトマネジメント』の翻訳で一緒に仕事をした。彼は、プロジェクトマネジメント、アジャイル開発の本質と実践の両方に深い理解と経験がある。Change Vision がこのコンセプトを活かして成功することを願っている。

-Jim Highsmith
(『アジャイルプロジェクトマネジメント~最高のチームづくりと革新的な製品の法則 』、『アジャイルソフトウェア開発エコシステム』、『適応型ソフトウェア開発~変化とスピードに挑むプロジェクトマネジメント』著者)

平鍋さんは、日本のアジャイル・XPムーブメントのリーダーとして活躍し、その技術的視点とリーダーシップ視点で、広く認知・評価されている。彼は、ソフトウェア開発業界にアジャイルに加えて日本文化の独自性を持ち込むことができるだろう。さらに、彼は成長する組織の人間文化的な要素にも鋭い。Change Vision が平鍋さんのリーダーシップを迎えるというのは幸運だ。

-Alistair Cockburn
(『アジャイルソフトウェア開発』、『ユースケース実践ガイド~効果的なユースケースの書き方』、『アジャイルプロジェクト管理』著者)

すべての企業は「個人の知識」を「チームの知恵」とし、「会社の共有ビジョン」、さらには「業界のコモンナレッジ」に変換する、という挑戦に直面している。企業が競合他社に対して優位に立つためのキーは、そのナレッジをレバレッジできるかどうかにかかっている。我々は、知識を流通させるために、ドキュメント、図面、メール、会話などさまざまな手法を試して来た。そして発見した事実は、現状のエッセンスを捉えた、シンプルなダイヤグラムほど有効に機能するものはない、ということはだ。ソフトウェア業界は、知識を表現する共通言語を長年にわたって探索してきたが、ドキュメントや口頭の会話だけでは、知識の表現に十分ではない、ということが分かった。Change Vision が開発するすばらしいツール群は、問題の本質を「見える化」し、「個人の知識」を統合して、さらには「開発チーム全体の理解」へと繋げることができる。

-Mary Poppendieck
(『リーンソフトウエア開発~アジャイル開発を実践する22の方法』著者)

平鍋氏はエクストリーム・プログラミングが最初に公開されたときから、日本での強力な常連サポーターです。彼はXPを現場で採用、伝道し、日本のプログラマーに、より使いやすい形にして提示しています。いま彼は、XPと他のソフトウェア開発の改善を、彼のツールとコンサルティングサービスと共により大きな市場へと提案しようとしています。私は、彼がこの会社-Change Vision-で成し遂げようとしている事業の成果に期待しています。

-Kent Beck
(『XPエクストリーム・プログラミング入門~変化を受け入れる』、『Eclipseプラグイン開発』、『ケント・ベックのSmalltalkベストプラクティス・パターン―シンプル・デザインへの宝石集』、『テスト駆動開発』、『XPエクストリーム・プログラミング実行計画』の著者)

Comment(2)