TheWorldCafe ~会話を使ってぼくたちの未来を形作る~
「ワールドカフェ」、というファシリテーション手法をご存知だろうか。実はぼくも最近知ったのですが、「カフェ」での会話というスタイルを使って、みんなで共通の課題について話合おう、という趣向です。
(↓のマインドマップは、クリックで大きくなります。詳細は、http://wiki.esm.co.jp/TheWorldCafe.pdf)
The World Cafe:
Shaping Our Futures Through Conversations That Matter
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1576752585/xpjp-22/
背景には、現在の社会的、技術的な関心事と未来の方向性は、個人個人の頭の中そして、それらの「ソーシャルネットワーク」にある、という気づきがあります。これは、現在のインターネット上のblogやSNSを見ているとよく感じることでもあります。また、実際にリアルの世界で「会って話をする」ことの重要性は強調しすぎることはなく、対面で空間と時間を共有することによってのみ得られる連帯感は、会話の成果を加速するものです。
過去に、自分が何かを「ひらめいた」とか「つながった」とか「きづいた」という体験をしたときの状況を思い出してみてください。ぼくは、「飲み会で人と話をしていたとき」という状況が圧倒的に多いです。次は、「翌日、二日酔いの中で、昨晩を会話を思い返していたとき」です(笑)。どちらも、「会話」が、自分および知のネットにアクセスするキーなのです。
What if humans are in conversation
the way fish are in water?
もし人間にとっての会話が、
魚にとっての水のようなものだったら。目には見えないが、人間が生きていくうえで
会話はもっとも本質的なものではないだろうか?
このワールドカフェという手法を、次回のオブジェクト倶楽部クリスマス会で試して見ます。「プロジェクトの成功のカギは何か?」という共通の問題を設定し、カフェ形式で話合います。そして、テーブルクロスに、マインドマップで全員でアイディアを書き留めましょう。一定の時間がたったら、ホ
ストを残して全員席を移動します。そして、また新たな会話を始めます。さ
て、最終的に、なにが発見されるでしょうか?
オブジェクト倶楽部クリスマスイベント
http://www.objectclub.jp/event/2005christmas/