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ソフトウェア開発の繰り返し単位(イテレーション)ごとに、そのタイムボックスで行なったことを反省し、未来に生かせるように口に出してみる、という活動を行なう。これは、反省会、回顧、RetropectiveReflection、などと呼ばれる(ぼくは「ふりかえり」という言葉が好きだ)。

アジャイル開発ではこの「ふりかえり」が「KAIZEN加速装置」となる。

これを行なうときに使うフォーマットを写真に示した。ぼくはこれをKPT(ケプト)と呼ぶ(Keep/Problem/Try)。Alistair Cockburnから教えてもらったもので、ぼくはこのフォーマットのヘビーユーザー。

ホワイトボードが3つのセクションに分かれており、Keep(このまま続けること)、Problem(問題点)、Try(次に試してみたいこと)と名前が付けられている。全員参加のふりかえりミーティングを開き、そこで、今回のイテレーションで良かった事、そして今後も続けて行きたいことをKeepの欄に書く。次に、問題点として感じていることをProblemの欄に書く。最後に、問題点の解決法や、新しい実践項目のアイディアを、次に試してみたいこととしてTryの欄に書く。

この作業は、「ブレインストーミング形式」で行なうことが重要で、マネジャやリーダーが一方的に記述してはいけない。各人が感じていること(個人知-暗黙知)を、リラックスしたムードの中で言葉として表現し(個人知-形式知)、それを全員で共有すること(集団知-形式知)に意味がある。その際には、「名前付け」が重要だ。これがうまく行くと、その知識は全体の知識(集団知-暗黙知)としてチームに定着させることができる。

ぐるぐると回って上昇する、螺旋階段が体験できますよ!

平鍋

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プロフィール

平鍋 健児

平鍋 健児

株式会社チェンジビジョン代表取締役社長、永和システムマネジメント副社長。
オブジェクト指向開発、UMLの勘所、アジャイルな開発手法の未来、マインドマップのソフトウェア開発での利用方法、プロジェクトファシリテーション(見える化)を語ります。現在、マインドマップとUMLの融合エディタ、astah*(アスター、旧JUDE)を開発中。

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