自炊はもはや不要!本屋で買って、ハガキを返し、電子が届くサービス始めました。
愛読者カード運営代行サービス「i 読(あいどく)」提供開始!!
2011年10月21日
アイドック株式会社
DRM ソリューション国内最大手のアイドックは出版社と読者を固く結ぶ、愛読者カード運営代行サービス「i 読(あいどく)」の提供を開始します。
デジタルコンテンツの著作権管理(DRM)ソリューションの国内最大手であるアイドック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:成井秀樹以下、アイ ドック)は、新サービス「i 読(あいどく)」を開始します。DRM ソリューションプラットフォームであるbookend(ブックエンド)を利用し、出版社が読者に書籍の電子版などの電子コンテンツを提供し、読者との繋が りを持つことができる、愛読者カード運営代行サービスです。10月25日に電子書籍を考える出版社の会主催の「eBPMeetup2011 電子出版2年目の課題と3年目への展望」で公開します。
■サービスの背景
愛読者カード(書籍や雑誌に同梱・綴じ込みされるアンケートハガキの総称)は出版社にとって読者と結ばれる重要な役目を持っています。しかし実際には、 戻ってくる愛読者カードが少ないこと、戻って来た愛読者カードの整理集計に手間がかかること、読者に対する継続的なフォローが難しいことなどの理由で積極 的に愛読者カードを活用している例は少数でした。
一方、電子端末の普及が進み電子書籍コンテンツへの欲求は高まっていますが、出版社側からの電子コンテンツの提供はまだ本格化していません。そこで読者が 自分の本や雑誌を裁断・スキャンして電子端末で読むという「自炊」が行われるようになりました。さらにはその自炊を代行する業者に対して出版社や作家から はその違法性が指摘されています。
■i 読(あいどく)サービスの概要
本屋で買って・ハガキを返し・電子が届く
「電子コンテンツを提供することで読者と出版社をつなぐ」というコンセプトでこれまでの愛読者カードを活性化するサービスを提供します。読者にその読者だ けが閲覧できる形(DRM)で保護された電子コンテンツを提供し、自炊と言ういろいろな意味で不自然な行為を必要ないものにします。読者のニーズに応える ことで、出版社と読者がより強く繋がれることを目的とします。配信する電子コンテンツは購入した書籍の電子版の提供に限らず、お宝写真やページの都合で カットされた記事、著者のインタビュー動画など愛読者のための様々な特別コンテンツ、の提供手段としてご利用いただけます。愛読者の求める特別なコンテン ツ提供により、出版社はアンケートの収集数の向上を目指すことができます。
具体的には次のようなサービスを出版社に提供します。
- 愛読者カードの回収
- 読者データとアンケート回答の集計・リスト化
- 電子版コンテンツの無料または有料による提供
- 出版社からは戻りハガキ一枚につき100円をいただきます
- 初期コストも月額固定費も発生しません
■利用の流れ
- 書籍情報(ISBN コードや書籍名)、読者アンケートの内容、販売配布条件などを決めます。
- 配布する電子コンテンツをPDF またはEPUB 形式でお預かりします。コンテンツはアイドックでDRM 処理を行います。
- 出版社は愛読者カードを印刷し書籍や雑誌に挟み込むかまたは綴じ込んでいただきます。愛読者カードの裏面は出版社ごとに自由にお使いください。
- アイドックは読者からの戻りハガキを受け取り(郵送料はアイドックが負担します)記載されている読者のメールアドレスにアンケートフォームのURL を送ります。
- 読者がアンケートフォームに入力を終えると電子コンテンツのダウンロードURL が表示され、クリックすると読者の使っているデバイスに電子コンテンツがダウンロードされます。
- 電子コンテンツは読者のWeb 書庫に登録されるので、読者は他のデバイスからもコンテンツをダウンロードすることができます。(読者が使えるデバイスの数はコンテンツごとに出版社が指定できす。)
■ 価格・費用
戻りハガキ一枚につき100円を月ごとに集計して請求します。
電子コンテンツを販売した場合は課金手数料などを差し引いた額から25%をサービス利用料として頂戴いたします。
初期投資・固定費用の負担はありません。
■主な対象とするユーザ
出版社(書籍、雑誌、ビデオ、音楽)やクリエイター(著者、カメラマン、ミュージシャン、イラストレーター)など。
対応する電子コンテンツフォーマットとプラットフォーム
【電子コンテンツフォーマット】PDF,ePUB,HTML5(H.264,MP3)
【プラットフォーム】iPhone,iPadAndroid,Windows,Mac
※上記の内、Windows(HTML),Mac(ePUB,HTML)は予定。
iPhone,
iPad |
Android |
Windows |
Mac |
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○ |
○ |
○ |
○ |
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ePUB | ○ |
○ |
○ |
予定 |
HTML5 (H.264, MP3) |
○ |
○ |
予定 |
予定 |
b o o k e n d D R M の概要
bookend のDRM は、悪意あるコンテンツの複製を防止・抑止して出版社およびクリエイターの権利を守りつつもユーザーの利便性を確保した、画期的なサービスです。
- 販売されたコンテンツは、個人の持つWeb 上の書庫を通じて、上記に記載した異なる対応プラットフォーム間の複数端末での共有できます。その際、共有台数はコントロールできます。
- コンテンツは暗号化され万が一流通の過程で第三者に取得された場合でも、そのコンテンツを見ることはできません。
- 表示された画面をキャプチャー(画像取得)する行為も極力抑止されます。
- コンテンツの閲覧期間を配信時に設定することができます。
- コンテンツをどの端末で閲覧させるかをコントロールできます。IOS だけで見せる、またはWindows だけで見せるなど。
bookend はコンテンツ流通の基盤技術として、デジタル著作権管理(DRM)及びデジタルコンテンツ流通プラットフォームを提供するソリューションブランド。 PDF,ePUB,HTML5,H.264,MP3 などの標準フォーマットによるコンテンツ配信に必要なサービスをaaS(Software-as-a-Service)で提供します。アイドックのDRM はワンソース、マルチユース、マルチプラットフォーム、マルチデバイスをコンセプトとしています。デジタルコンテンツのDRM 分野では2005 年以来、100以上のサービスで採用実績があり、実質的な業界標準ソリューションとなっています。