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電気自動車という新しい技術によって100年続いたガソリン自動車の業界が様変わりしようとしている。そしてその自動車を組み込んだ形で社会のエネルギー消費の仕方も変わろうとしている。ネットワークとかリチウム電池とかITビジネスの枠内で考えているとモバイルPCの性能が上るといった程度にしか見てこなかったが、巨大な自動車産業や電力産業が大きく変わろうしているのを目の当たりにして90年代のインターネット黎明期以上にわくわくしてくる。

先日NHKの特集で電気自動車の現状を報告する番組を見た。自分の予想以上に自動車産業が変わりつつあることに驚かされた。しかもその延長線上にGoogleなどのIT企業が電力ビジネスの変化を見据えて積極的に動いている。まず電気自動車だが中国とアメリカのベンチャーが紹介された。中国では国策もあり多くの自動車ベンチャーが勃興している。最近まで鍋や釜を作っていたような小さな会社が電池とモーターを買ってきていきなり自動車を作り始めている。テレビではその開発の実態を密着して紹介していて大いに興味深かった。これまでの自動車産業は非常に裾野の広い業界で一朝一夕に新しい会社が参入できるような産業ではなかった。それがまるで洗濯機や掃除機を作る感覚でだれもが参入できるようになっている。中国でも一番進んでいる会社の例だと一回の充電で300kmも走行できる自動車が商品化されようとしている。日産は電気自動車に積極的だが現状では100kmしか達成できていないらしい。番組では日産の開発部長がその中国の会社に乗り込んで行って試乗させてもらう様子が紹介されていた。開発部長は始めは半信半疑であったが試乗後は素直に感心していた。アメリカのベンチャーはIT系からの転身組なども含めてまったく新しいビジネスとして立ち上がろうとしている。それを支えているのがVCなど投資家だ。新しい有望な投資先として注目されている。

ここでGoogleが紹介された。Smart Gridだ。Google曰くガソリン車の時代は終わり急激に電気自動車の社会に移行する。プラグで繋がった電気自動車は家庭で最大の家電であると考えている。もちろんあらゆる情報系もネットワークの中に取り組まれるだとうし、さらには電力系つまり自動車の余剰電池は家庭の電力システムの中に組み込まれていくというのだ。スマートグリッドとは例えばGoogleのガジェット「Google Power Meter」を使って家庭の電力消費を正確に知ることで総使用電力消費を抑えることができるというものだ。Googleの説明では試験的に使用している社員の例として数十パーセントの電力消費の削減が達成できたという。

Googleはリアルタイムの電力消費量を目に見える形にすることで各家庭の電力使用量を平均で5%から15%の削減できるとしている。Googleは他のスマートグリッドを行っている企業と違って、電力会社を相手にせず直接家庭に入ろうとしている。いかにもGoogle流のやり方だ。

なるい

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成井 秀樹

成井 秀樹

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DRMソリューション、KEYRING.NETの開発およびSaaSによる提供を行う。DRMエバンジェリストを自認。

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