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セカイカメラとレキシカメラ

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 頓智・のセカイカメラがプリアルファバージョンに入ったそうです。これはめでたい。

セカイカメラは好奇心眼鏡になれるのか?

 現実のiPhone SDKで開放されている部分とのギャップもあるので困難は伴うでしょうが、1つ2つ先を読んだアプリケーションの開発をするというのもスリリングで面白そうですね。先日、同社CTOの赤松先生にお会いできましたが、やはりずいぶん先を見ている人だなというのが分かりました。

 セカイカメラに限らず、いま最も旬なiPhoneアプリは、現実と仮想をオーバーレイするものである気がします。

 たとえばインフォシティの「Balloo!」。これは2ちゃんねるの実況板をニコニコ動画風に流すアプリなのですが、これをテレビのそばで見ていると、「ニコニコテレビ」がそこに現実化しているわけです。

 IAMASイベントで、赤松先生の教え子や同僚の方がデモしていたiPhoneアプリも、やはり現実とオーバラップするところに面白さを感じさせるようなものでした。

 モバイルデバイスであるiPhoneをそこにかざすだけで、オーバーレイされる。そう。MacBookだっていままで持ち運ぶことはできたけど、「かざす」ことはできなかったんですよね。

 セカイカメラならぬレキシカメラとかも面白いなあと思うのです。iPhoneをかざすと、GPSの位置設定から、タイムラインで左から右に古い順にその場所の写真が並ぶ。デフォルトは明治あたりから。浮世絵とかもいれると江戸時代から。地図は古地図をマッピングして。

 といった具合にまた夢が広がります。iPhoneアプリは1日100本くらいの勢いで広がっているけど、1週間に1個くらい、ハっとするようなものが生まれてるので、これからも楽しみです。自分もなにかやりたいなあ。

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