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一筆書きで結ばれたペンとベッド

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 おひさしぶりです。

 ブログ「サラーマトの記」最終回「だいすき、ありがとうね、さよなら」の「ライブドローイング」について、詳しく書きます。

6月18日:友人でライターのこばやしゆたかさんから、一筆書き画家である高橋美紀さんの個展に来ませんかというお誘い。実際に行くのは無理なので、今年いただいた招待状を見ながら悩んでいただが、なんと、FaceTimeで中継してくれるという。個展の画廊の様子、作品の解説を、こばやしさんが手持ちのiPhoneで、妻の手元にあるiPad miniに映像と音声で送る。

それだけでなくて、その場でライブドローイングする様子を見せてくれたのだ。その絵の中には妻、ぼく、3人の子どもたち、2匹のネコがいる。後でこの絵を額縁に入れて送ってくれたのだ。

まるでAppleのCMみたいだった。

 妻、よしこ(しーら@Sheila_tori)はこう書いていました:


 そうだ。個展も6月25日までだったんだね。

 高橋美紀さんは、一筆書き画家であると同時に、共感覚の持ち主でもあります。音が色を伴って見えるそうで、妻も一時期まではそうだったことから、ぜひ一度お会いしたいということで、共通の友人である、こばやしゆたかさんを通じて、個展でお会いすることができました。

 彼女の絵は、音に色がついて絵になったみたいで、音が連続してつながっているように、その絵も一続きになっています。高橋美紀さんのTwitterアカウント名である@onelonglineそのままですね。

 今年は個展に行くのは無理かな、と思っていたのですが、こばやしゆたかさんから、FaceTimeで中継しますよ、というお誘いが。病床の妻のためになにかできないか、と高橋美紀さんと話をし、FaceTimeでライブドローイング中継というアイデアを思いついたそうです。

 前日に、こばやしさんとぼくとで、一度FaceTimeのテストを。彼のiPhoneと、妻にプレゼントしたiPad miniでの接続を確認。本番に臨みます。

 そして6月18日。メモ帳とペンを用意し準備万端の妻のiPad miniと現地のiPhoneがつながりました。

 介護ベッドから、画廊をまわって解説してもらったり、現地で一筆書きライブドローイングをしているところを見たり、質問したり。iPad miniを支えるためのスタンドをすぐには用意できなかったので、医療用のボトルとガムテープで急造。

 妻は、作品の解説もメモをとりながら熱心に聞いていました。

Photo_2

 描いていただいた絵は、うちの家族を題材にしたもの。息子たちの特徴や、ネコなど、下調べしていただいて、さらに、庭には、妻が大事にしていたけれど強風で折れてしまったミモザのことを覚えていて、入れてくれていたのです。

Onelongline

 この絵は、1日だけ会場に置いてもらい、その後でうちまで贈ってくれました。その後の1週間、妻はベッドからこの絵を眺めながら最後の日々を生き抜きました。直前にお見舞いに来てくれた友人たちにも自慢していました。いまは家族全員のつながりを象徴する絵として飾っています。改めて、高橋美紀さん、こばやしゆたかさん、最高の体験をくださって、ありがとうございました。

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