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UTAU妻音源「とりちゃん」と英語曲でデュエットしてみた

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 無事に追悼コンサートも終わり、普通の日々が戻ってきました。コンサートの1週間後が結婚記念日、その翌日が自分の誕生日ということで、妻のいない初めての記念日をさびしくないように、妻の歌声とともに過ごしていました。

 その成果がこちら:

 追悼コンサート「Concert for Tori-chan」と妻音源「とりちゃん」で書いた、友人たちが仕掛けてくれた「君の友達」を、ぼくと妻の歌声でやってみました。時間があまりなかったので、オケはピアノだけで、GarageBandをiPhoneとiPadで打ち込んでいたのでそれなりですけど、ボーカルはがんばったつもりです。キャロル・キングとジェームズ・テイラーのデュエットを参考に、夫婦でかけあう感じになっているかと思います。ラブラブな感じは出ていますでしょうか。

 ポイントは2つ。英語曲であるということと、デュエットしているということです。この9月14日は、ぼくらの27回目の結婚記念日なので、ただ妻に歌ってもらうだけではなく、共同作業をしたかったのでした。2人でよくカラオケには行っていたんですが、そこで歌うのはいつも洋楽。デュエットも英語曲。だから、英語曲のデュエットをやりたかった。

 英語曲をやるためには、英語の音源が必要ですが、妻が残したのは1曲だけ。2分少々の短い曲なので、収録されている音素も多くはありません。幸いなことに「that」のザの部分や、「love」のヴなど、日本語にはない音素は収録されていたので、それを切り出して使いました。

 わりと自然に歌えていると自分では思っているんですが、ひいきめですかね。うまくいっているとすれば、母音の多くを英語曲を歌ったものから拾っているということではないかと。たとえば、「い」の音にしても強い「い」と二重母音の一部として使うものと弱い「い」があります。英語の「i」は、日本語でいうと「い」と「え」の中間くらいの感じなので、日本語の「い」をそのまま適用すると不自然になってしまいます。

 子音で足りない部分。「three」の「th」の部分は「that」の「th」の音量を30%くらいまで落として混ぜてみたらわりとうまくいきました。「wa」は音素として収録されていないので「う」「あ」の組み合わせです。「l」「t」「s」はそこだけ切り出して前後にくっつけています。

 「aI」「eI」などの二重母音はうまく含まれているのですが、十分に長く伸ばさないと「い」の部分を発音してくれないため、いったん長くしたものをLogic Pro Xのピッチ補正ツールFlex Pitchで短くしたりとDAW側での工夫もしています。

 UTAU-Synth側では、原音設定のときにエイリアスをたくさん作り、同じ「for」でも「ph o」とか「pho」とかX-SAMPA記法に従ったり従わなかったりで使いやすいようにやっています。まあ、これは(いまのところは)公開するつもりはないので。

 前にも書きましたが、この曲はボーカルトラックとして残された3曲を、fransingというツールを使い音素切り出し、UTAU音源への変換を行ったものを、基本的にMacのUTAU-Synthで歌詞とメロディーを入力したものです。

 なので、短い歌詞だったら、こんなふうに1日でハモってもらうこともできます。「明日に架ける橋」のリードボーカルをiPadで録音したものに、妻音源で3番の出だしのハモるところだけ歌ってもらいました。

Bridgesailon

 以前公開したものに、Logic Pro Xのボーカル補正ツールFlex Pitchを適用してみました。前はそういうのは邪道だと思ってたんですけど、妻音源でも使ってるし、まあいいかなあ、と。

 もう1曲、これは「ひこうき雲」と同じころに作ってあったのですが、出し惜しみしていました。同じくユーミンの佳曲です。

 最初に投稿した「ひこうき雲」と合わせると、4曲、妻音源を公開したことになります。ハイペースすぎる気もするんですが……。

 とまあ、こういうふうに生きています。

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ブログやツィッター拝見しました。深く心を打たれています。
そんなとき週刊朝日27日号に紹介されていた『さよならのアルゴリズム』の主人公とあなたがまさに重なって感じられました。
よかったら読んでみてください。心を揺さぶられると思います。

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