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モビリティ分野で高まる通信ニーズと利用されている通信

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総務省は2023年2月16日、「自動運転時代の"次世代のITS通信"研究会(第1回)」を開催しました。

今回はこの中から、モビリティ分野で利用されている通信についてとりあげたいと思います。

モビリティ分野において通信ニーズが高まっています。

VICS(道路交通情報通信システム)、ETC(電子料金収受システム)などの情報提供・料金収受システムからはじまり、カメラやレーダーを用いた「自律型自動運転」。さらに車車間/路線間通信などを組み合わせた「協調型自動運転」への進化が期待されています。

「協調型自動運転」としては、京他電話網(V2N通信)を活用した自動運転図の更新や遠隔監視・制御、車車間/路線間通信(V2X通信)を利用した地物・道路状況、交通情報の共有など、ユースケースに応じた通信が必要とされています。

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出典:総務省 自動運転時代の"次世代のITS通信"研究会(第1回) 2023.2.16

V2X通信とV2N通信の違いですが、

V2X通信は専用周波数帯直接通信で、国際的ITS用周波数(760MHZ帯、5.9GhZ帯など)を用いいた直接通信です。

一方、V2N通信は携帯キャリア網通信で、既存携帯キャリア網を用いた間接(基地局を経由した)通信です。通信速度・遅延などはベストエフォートとなります。

スクリーンショット 2023-02-18 135200.png

出典:総務省 自動運転時代の"次世代のITS通信"研究会(第1回) 2023.2.16

モビリティ分野において利用されている通信は、以下のとおり、

・700MHz帯安全支援システム
・自動料金収受システム(ETC)
・車載レータシステム

で整理をしています。

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出典:総務省 自動運転時代の"次世代のITS通信"研究会(第1回) 2023.2.16

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