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感染列島に Twitter を

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最近「パンデミック」や「BCM(事業継続マネジメント)」という言葉がすっかり定着した感があります。『感染列島』なんて映画も公開され、公的機関がいち早く対応することの重要性が叫ばれていますが、米国ではソーシャルメディアを使った情報伝達にも力が入れられているようです:

How Government Is Using Social Media to Respond to Citizens (AdAge)

この中で米国の保健社会福祉省(Department of Health and Human Services、HHS)の取り組みが紹介されているのですが、なんと同省では「ソーシャルメディアチーム」が存在しており、その名の通りソーシャルメディアを通じて市民に情報を流すことに力が注がれているのだとか。また疾病対策センター(Centers for Disease Control、CDC)では、現在同センターで運営しているソーシャルメディア系サービスの一覧を掲載したページなども開設しています:

Social Media Tools for Consumers and Partners (CDC)

こちらのページに掲載されているツールの一部を抜き出してみると:

  • ブログ
  • メール
  • Eカード
  • モバイルサイト
  • オンラインビデオ
  • メール/電話による相談受付
  • ポッドキャスト
  • RSS
  • SNS
  • Twitter
  • ヴァーチャル世界
  • ウェブサイト
  • ウィジェット

こんな感じ何とセカンドライフまで手を伸ばしていることに驚きですが、人の集まるところに自ら出向いていこうという姿勢がはっきりと現れているのではないでしょうか。

日本でもPCメールや携帯電話メールで疫病に関する情報、公共サービスに関する情報などを流す行政機関や自治体が増えてきました。もちろんそうした取り組みは評価しますが、世の動きに一歩遅れてついていくのではなく、一歩先んじるぐらいの姿勢でも良いのではないでしょうか。こうしたサービスを通じて情報発信することにはほとんどコストがかかりませんし、従来のメディアに比べて情報の二次的な広がり(Twitter で言えば誰かの発言が引用されて Retweet されるなど)が期待できます。何より、上記のように「大切な情報を、こちらから人々が集まるところに出向いて伝える」という姿勢があれば、いまのソーシャルメディアは無視できない要素だと思います。

僕はまだ『感染列島』は観ていないのですが、もし作られるのが数年後だったら、主人公の妻夫木聡が「大変だ!この情報をすぐに Twitter で流せ!」なとど叫ぶシーンが観られたはず……って、そんなシーン既に含まれていたりしないですよね?

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