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決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

米国のハンバーガーチェーン、バーガーキングが Facebook 上で始めた「友達を10人削除すれば、ワッパー(バーガーキングのハンバーガー)1個のクーポンをプレゼント!」というキャンペーン。いったい Facebook 側はどう反応するんだろう?と思われていた方も多いと思いますが、続報が入ってきました:

Whopper Sacrifice Forced to Disable Behavior by Facebook (Updated) (Inside Facebook)

結論から言うと、アプリケーションの一部を修正した上で、存続させることが決まったとのこと。ただし修正が完了するまでは機能を停止するとのことで、現在公式サイト上には、こんな画面が表示されています:

whopper

「ワッパーの犠牲者」キャンペーンの方が犠牲になってしまいました。

ワッパーに対する愛は、23万3,906人分の友情よりも強いことが証明された後、Facebook は「ワッパーの犠牲者」アプリの機能を停止しました。

では、どこを修正しろと言われたのか。面白いことに、「友達登録の解除を他の友達に通知してしまうのが問題である」とされたのだとか。Facebook では通常、友達登録を解除してもその通知が他人に送られることはなく、プライバシーが守られるようになっています。バーガーキングのアプリはこの点に反しているので、そこを改善しろと命じられたと。というわけで意外なことに(?)、「友達登録の数を意図的に減らそうとした」という点は怒られていないようです。ただしこのキャンペーンでは、削除した当人以外のユーザーに「○○さんはワッパーのために××さんを犠牲にしました」という通知が流れる(そしてキャンペーンの存在を知る)というのがキモの1つなので、ここが無くなると魅力が減ってしまうように感じますが。

SNSが一般的な存在となり、そこで企業がクチコミを起こそうとするのも驚きではなくなってきました。そこでバーガーキングのように一捻りしたというか、奇をてらったキャンペーンは今後も続々と登場してくることでしょう。それを全て否定してしまっては、企業に対する魅力が半減してしまいますし、ユーザーからは「運営側はシャレのわからない奴らだなぁ」というような反応を引き出してしまうかもしれません。Facebook の判断は、このバランスを保つギリギリのところだったのかな、と想像しています。

日本では残念ながら、メジャーなSNSの中では Facebook のように自由なアプリケーション開発を認めているサービスはありませんが、想像もつかなかったような方法で宣伝を行おうとする企業が出てくるかもしれません。"Whopper Sacrifice"というキャンペーンは、SNSを管理するという仕事に困難なタスクが追加された象徴となるのかも?

アキヒト

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株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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