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意外に成功する?「みんなのエコー」

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期間限定(9月1日まで)で始まった、Mixi の新機能「みんなのエコー」。既にみなさんご存知だと思いますが、150文字以内の単文でメッセージが発信できるというもので、まさしく Mixi 版 Twitter といったところです:

mixiに“Twitter的”ひとことコメント機能 (ITmedia News)

より詳しい解説やスクリーンショットなどは、チミンモラスイ?さんのエントリで:

ひとことコメント「エコー」 @mixi (チミンモラスイ?)

使ってみると、まさしく Twitter。返信機能/返信確認機能もあるし、何より150文字(Twitter は140文字)という短いメッセージのやり取りが Twitter 以外の何者でもありません。意識などしていない、と言えばウソになるでしょう。

「こんな二番煎じ、通用するか!」という声もあるでしょうが、個人的には「ああ、これは意外と広がるかもしれないなぁ」と感じました。第一の理由は、一日に何回も Mixi 日記を更新する方がいらっしゃるのを見ていたこと。そういった方々は、Twitter 登場以前から Mixi 日記に比較的短いエントリを書くという行為を行っていました。それを思うと、「YouTube 再生みたいな機能追加はいらない、とにかく手軽に日記を書きたい」という Mixi ユーザーは意外に多いような気がします。

第二の理由は、というよりこれが最大の理由なのですが、Mixi が既にコミュニティの基盤を持っていること。SNSなのだから当然ですが、今回のケースでは最初から友人達とのつながりがあり、そこに「エコー」という機能が加わることになります(マイミクがエコーに書き込んだ内容が一覧に表示され、自分の書き込みもマイミクが閲覧できる)。言ってみれば、「スタート時から followers と following が揃っている Twitter」というところでしょうか。

Twitter を使っている方ならお分かりだと思いますが、followers/following のいない最初の段階(参加したばかりなのだから当然です)は非常に寂しいものです。「いや、僕は自分のメモ代りに使うから関係ないよ」という意見もあるでしょうが、マイクロブログの楽しさの一つは様々な人々のつぶやきを聞けるところにあります。従って誰も周囲にいない状態では、Twitter の価値は半分も感じることができません。これが Twitter の弱点であることは、「誰を follow すればいいか」を教えてくれるサービス(その一つとして、例えば Twubble なんてサイトがあります)が人気を集めていることからも明らかでしょう。

しかし「みんなのエコー」ならそんな心配は無用。参加した時点でマイミクという存在が潜在的な follower/following となっているわけで、さらに上手いことに「日記を書いてエコー機能を使い始めたことを教える」という手段が推奨されています:

mixi_echo

「Twitter を始めたけど、なんだか一人で書き込んでいるだけでやめてしまった」「Twitter 上で有名なユーザーはテクノロジー系の人ばかりで、私とは話題が合わなくてつまらない」という人々は、別にミニブログという仕組み自体が嫌な訳ではないでしょう。その点エコーは Mixi という、自分が既に構築したネットワークの中でつぶやきが書き込める/読めるのですから、人気を集める可能性は少なくないと思います。あとはエコー自体がどこまで使いやすさを高められるか、ですね。

意外にこれでマイクロブログの楽しさを知って、Twitter や類似サービスを始める、というアーリーマジョリティな人々が増える……という流れになると面白いのですが。そしたらアメーバあたりが「150文字でコミュニケーション!アメーバメッセージ」的なサービスを始めたりして。そして「芸能人マイクロブロガー」が続々登場する、と(笑)

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