ブロガーは危険な商売?
ブロガーは常にストレスにさらされており、ブログを書くことが死の一因となり得る―― New York Times にこんな衝撃的(?)な記事が掲載され、波紋を呼んでいます:
■ In Web World of 24/7 Stress, Writers Blog Till They Drop (New York Times)
反応は Techmeme @ 7:00 PM ET, April 6, 2008 辺りを見ると良いかも。また日本語のスラッシュドットにも、関連でこんな記事がありました:
■ ブロガーも楽な商売ではない
■ 本当にbloggerだけが大変なの?(上記記事へのコメント)
スラッシュドットのコメントにある通り、ブロガーだけが大変な商売、というわけではないでしょう。「ロックスターはドラッグで死にやすい」という説に対して、「ロックスターは注目されやすい(からドラッグで死んだ場合に記憶に残りやすい)のではないか」「同世代・同じ環境で育った人々がドラッグで死ぬ確率も同じぐらいではないか」という反論がなされるように、他の人々との比較考察がなされなければならないと思います。
その一方で、ブログにハマると本当にハマってしまうという場合があることも理解できます。自分が書いたことに対して、すぐに様々な反応が目に見える形で起き、場合によっては実生活の上でよりも大きな影響を及ぼすことになる――ブログ時代でなければ考えられなかったことです。特に世界中に読者がいる有名ブログのブロガーともなれば、その反応は途方もないものでしょう。それを見て、「もっと記事を書かなければ」「クオリティを上げなければ」「ライバルには負けられない」という心境になってしまうというのも当然ではないでしょうか(もちろんそんな人もいるという意味で、万人がブログの虜になるはず、という意味ではありませんが)。
以前どこかで、脳は自然界ではあり得ないような強い刺激を受けると、それにハマって中毒のようになってしまうという話を聞いたことがあります。例えばケーキの甘さというのは非常に強い刺激であり、一度経験すると二度三度と求めてしまう可能性があるわけですね。ネットというのも、有る意味通常では考えられない程の刺激を得られる世界でしょう。ということで、ブログは時として中毒症状を引き起こすものですよ、という警告を心の片隅に留めておいても良いかもしれません。
……あ、僕?今朝も早朝から「なんかネタないかなー」とネット徘徊していましたが何か。