オルタナティブ・ブログ > シロクマ日報 >

決して最先端ではない、けれど日常生活で人びとの役に立っているIT技術を探していきます。

未来のCDジャケット

»

先日、デジタル音楽のために歌詞カードやCDジャケットをバラ売りして欲しい……というエントリを書きました(歌詞カードもバラ売りしては?)。それに呼応して、というわけではもちろんありませんが、海外で面白いアイデアを考えている人がいました:

Idea: The Digital Jewel Box (Ironic Sans)

「デジタル宝石箱(Digital Jewel Box, DJB)」と名づけられたこのアイデア、どんなものかまとめてみると:

  • 一種の「デジタル写真立て」で、液晶モニタに画像を表示させるデバイス。
  • ワイヤレスでデータを受信できるようになっており、デジタル音楽プレーヤーと同期をとることができる。
  • デジタル音楽プレーヤーから送信されたデータをもとに、いま流れている音楽のCDジャケット画像が表示される。歌詞カード等を表示させることも可能。

という感じ。当然DJB本体の中にあらゆるCDジャケット画像データを収めておくわけにはいかないので、ワイヤレス機能を使ってネットからダウンロードするということになるのでしょう。従って画像DBの準備や著作権の解決など、単なるデバイス以上の「システム」を構築しなければなりませんが、実現されれば非常に面白いと思います。

例えば動画も再生できるようにしておいて、曲が流れると同時にPVも再生されるとか。無料でダウンロードできるのはジャケット/歌詞カード画像だけで、「PVが観たければこちらをクリック(税込105円)」みたいなモデルにしてもいいかもしれません。あるいは印刷可能なデータには課金するとか、一緒に関連広告(そのアーティストのライブ情報 etc.)も表示させるとか、空想がふくらみます。

まあ、そのうちiPodにワイヤレス機能が搭載されれば、上記のようなことを全て実現してしまうのかもしれませんが(小さい画面で見ることにどこまで人々が慣れるのか?という点は別にして)。ジャケット/歌詞カードをどうするつもりなのか、音楽関係者になったつもりで考えてみても楽しいかもしれません。

Comment(0)