女性誌を読む12の利点
このところ盛んに報道されていたので、ご存知の方も多いと思いますが、今日は3つの女性誌が同時に創刊されました。3誌同時というのは実に24年ぶりとのこと:
■ 24年ぶり 3女性誌 同時創刊 (YOMIURI ONLINE)
昼休み、会社近くの書店で様子を見てきました。その結果はこちら:
AneCan が売り切れ、marisol が残り一冊、GRACE が在庫ありといったところ。もちろん「最初に何冊入荷したか」「書店がどのような立地条件にあるか」といった点を考慮に入れなければいけませんが、これだけ見ると、20代後半向けの AneCan が大人気、30代後半~40代向けの marisol がまあまあ、40代向けの GRACE はもう一頑張りという感じですね。これは読売新聞の記事にあった、「女性誌で活気があるのは20代向けまでで、30代以上の読者を誘導できていない」という指摘と一致しているように思います。
このまま帰るのももったいない(?)ので、GRACE を購入してみました。売れ残っていたから、というのもあるのですが、3誌の中では僕から最も離れた存在で、その分得られるものも多いと考えたので。女性客にうさんくさい目で見られながら、恥を忍んで買ってきました。
と書くと、いつも「男が女性誌なんて読んで、何が面白いの?」と言われてしまうので、個人的に(男性が)女性誌(特にファッション系の)を読んで得られると思っている12の利点をまとめてみました:
- 今までに見たことも聞いたこともないようなモノ/サービスが発見できる。
- 今までに見たことも聞いたこともないような人物のインタビューが読める。
- キャッチコピーの破壊力を実感できる。
- 創造的なレイアウトを学べる。
- 創造的な色使いを学べる。
- 意外に硬派な記事が読める。
- 同じ物を見るのでも、男性と女性とでは大きく視点が異なることが分かる。
- 「化粧」というものがどれほど技術の要求される作業かが分かる。
- あり得ないオマケが付いている。
- 「情報は整理されていなければならない」という既成概念が破壊される。
- 「雑誌は軽くて読みやすいもの」という既成概念が破壊される。
- 重いので運動になる。
冗談っぽくなってしまいましたが、真面目に女性誌を読んでみるのって面白いですよ。『ハイ・コンセプト』の中でも指摘されていましたが、自分にとって非日常の範疇にある雑誌に目を通すのは、よい刺激になると思います。「さすがに女性誌はちょっと」という方は、自分の対極にある分野は何かを考えて、それに関する雑誌を購入してみることをオススメします。