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「タグ付け」はキャズムを超えるのか?

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ブログやSNS、RSSの認知度調査というものは時折目にしますが、これは珍しいかも。アメリカの非営利団体"Pew Internet & American Life Project"の調査によると、インターネットユーザーの28%が「タグ付け」を経験したことがあるそうです:

Reports: Online Activities & Pursuits - Tagging (Pew Internet & American Life Project)

2006年12月に実施された調査なのですが、インターネットユーザーに対し以下のような質問をしています:

"Please tell me if you ever use the internet to
categorize or tag online content like a photo, news story, or a blog post."

「インターネットを使って、写真、ニュース、ブログ記事などのオンライン・コンテンツのカテゴリー分け、もしくはタグ付けをしたことがあるかどうかお答え下さい。」

これに対し、男性回答者の29%、女性回答者の27%が「したことがある」と答えたたとのこと。また年齢別では、「ある」と答えたのは18-29歳で32%、30-49歳で31%、50-64歳で23%、65歳以上で18%となっています。その他の結果もふまえ、報告書は以下のように結論付けています:

Taggers look like classic early adopters of technology. They are more likely to be under age 40,and have higher levels of education and income.

タグ付け利用者は古典的な「アーリーアダプター」と言えそうだ。彼らは40歳以下で、高等教育を受け収入も大きい。

「タグ」の概念をハイテク製品と同列で考え、イノベーター理論を適用できるのかどうかは意見が分かれるところだと思いますが、ネットを利用する頻度の高い人々から浸透が始まっているようですね。いわゆる WEB2.0 系のサイトではタグ機能が一般的になっていますから、これらのユーザー層と「タグ付け利用者」層が一致するのは当然といえば当然ですが。

果たしてこのまま「タグを付けて情報を整理する」という行為が一般に定着するのでしょうか?「キャズムを超える」ためのキーは、意外とこんなところにあるのかもしれません:

asahi.comにはてなブックマーク機能 (ITmedia News)

こうして大手サイトで「WEB2.0型情報整理」が採用されることによって、一般の人々もタグを付けるという行為に慣れていくことでしょう。その意味で、タグ付けはキャズムを超える第一歩を踏み出しつつあると言えるのかもしれませんね。

< 追記 >

ITmedia News でも報じられていましたので、リンクしておきます:

「タグ付け」経験者は28%――米調査 (ITmedia News)

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